第九段一書(六)—3玉飾りを揺らして機織りをする少女

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第九段一書(六)—3玉飾りを揺らして機織りをする少女

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原文

到于吾田笠狹之御碕、遂登長屋之竹嶋。乃巡覽其地者、彼有人焉、名曰事勝国勝長狹。天孫因問之曰「此誰国歟。」對曰「是長狹所住之国也。然今乃奉上天孫矣。」天孫又問曰「其於秀起浪穗之上、起八尋殿、而手玉玲瓏、織經之少女者、是誰之子女耶。」答曰「大山祇神之女等、大號磐長姫、少號木花開耶姫、亦號豊吾田津姫。」云々。皇孫因幸豊吾田津姫、則一夜而有身。皇孫疑之、云々。

現代語訳

第九段一書(六)—3
ニニギの一行は)吾田(アタ)の笠狹之御碕(カササノミサキ)にたどり着きました。それで長屋の竹嶋(タカシマ)に上りました。

その周囲の土地を見てみると、人がいました。
名前を事勝国勝長狹(コトカツクニカツナガサ)といいます。天孫(アメミマ=ニニギ)は近寄って訪ねました。

「ここは誰の国か?」
事勝国勝長狹(コトカツクニカツナガサ)は答えました。

「ここは長狹(ナガサ)が住んでいる国です。
しかし、今、天孫(アメミマ)に御譲りしましょう」

天孫(アメミマ)はまた問いました。
「その波の上に大きな宮殿を建てて、手に巻いた玉飾りを揺らして、機織りをする少女は、誰の娘か?」

事勝国勝長狹(コトカツクニカツナガサ)は答えました。
「大山祇神(オオヤマヅミノカミ)の娘たちです。姉を磐長姫(イワナガヒメ)といいます。妹を木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)といいます。もしくは豊吾田津姫(トヨアタツヒメ)といいます」
云々。
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解説

長狹(ナガサ)とは?
文意から考えると長狹とは「民族」や「氏族」の名前と思われます。さて、長狹と言われるものに「長狹国」があります。この長狹が何処にあるかというと、現在の千葉です。千葉の鴨川市にあたります。九州の話かと思っていたら、千葉?? まぁ、あまり突っ込むまい。でも、安房国長狹、つまり房総半島は、九州南部の大隅半島に形状が似ているし、笠狹之御碕の意外とこの千葉なのかもしれない。
ちなみに安房国長狹の長狹国造の祖先は神武天皇の子で綏靖天皇の兄の神八井耳命。「神武天皇とイスケヨリヒメの子孫」を読めば分かりますが、神八井耳命の子孫と言っても色んな臣・造・連・直がいるので、長狹国造が特別じゃないです。
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