第十段一書(四)−2湯津杜樹に昇って居てください

MENU
TOP>日本書紀神代下>第十段一書(四)−2湯津杜樹に昇って居てください
スポンサードリンク

第十段一書(四)−2湯津杜樹に昇って居てください

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

原文

是時、鰐魚策之曰「吾者八日以後、方致天孫於海宮。唯我王駿馬、一尋鰐魚、是當一日之內、必奉致焉。故今我歸而使彼出來、宜乘彼入海。入海之時、海中自有可怜小汀、隨其汀而進者、必至我王之宮。宮門井上、當有湯津杜樹。宜就其樹上而居之。」言訖卽入海去矣。故、天孫隨鰐所言留居、相待已八日矣、久之方有一尋鰐來、因乘而入海、毎遵前鰐之教。

現代語訳

第十段一書(四)−2
鰐魚(ワニ)は考えてから言いました。
「わたしは八日で天孫(アメミマ)を海宮(ワダツミノミヤ)に送り届けることができます。ただ私の王の駿馬は一尋鰐魚(ヒトヒロワニ)です。これならば一日で必ず送り届けられます。なので、私が帰って彼(=ヒトヒロワニ)を寄越します。それで彼に乗って海に入ると良いでしょう。海に入るときに、海の中には可怜小汀(ウマシオハマ)があります。その浜に沿って進むと必ず我が王の宮に到着します。宮殿の門の井(=泉)のほとりに湯津杜樹(ユツカツラノキ)があります。その木の上に昇って居てください」
言い終わると(八尋鰐は)海に入って去っていきました。
天孫(アメミマ)は鰐の言葉のとおりにその場に留まり、待つ事、八日。一尋鰐魚(ヒトヒロワニ)がやって来ました。それに乗って海に入りました。その後も八尋鰐の言う通りにしました。
スポンサードリンク

解説

八尋鰐より一尋鰐
8倍大きいはずの八尋鰐よりも、小さな一尋鰐の方が、早い。その八尋鰐の謙虚な姿勢を讃えるべきなのかもしれない。
天孫が木に昇る動機付けをした八尋鰐
記紀ではヒコホホデミ(ホオデリ)が海神の宮殿の前の泉のそばのカツラの木に昇って居ました。なんだか突拍子もないのですが、これは八尋鰐の入れ知恵と判明。

個人的コラム

八尋鰐より一尋鰐の方が早い理由
船って小さい方が早い、っていう感覚があったのでしょうか? そうでなければ日本人の「子供の方が魔力が強い」という感覚があったからだと思います。
参考:かわいいは正義
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

スポンサードリンク

管理人リンク

編集