今主社(住吉大社)

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今主社(住吉大社)

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概要

住所大阪府大阪市住吉区住吉大社
祭神国助霊神(クニスケノミタマノカミ)
神社の説明書き
津守家48代の神主、文永弘安の役に外敵降伏の祈請著しく霊妙奇瑞格別の方にて正安二年奉斎す。


文永弘安の役ってのが俗に言う「元寇」です。モンゴル軍が高麗軍のつくった船に乗って日本に攻めてきたのです。日本というのは外国から攻められることがほとんど無い国ですから、一大事です。

当時は鎌倉幕府で、これになんとか対応して撃退したのですが、そのときに色んな寺社が祈祷しているんですね(住吉大社も蒙古撃退の浜祈祷を行っています)。それでその祈祷した寺社が「俺らが祈祷したから撃退した!」とか「俺たちが祈祷したから仏が現れて敵を薙ぎ払った」とか「神が現れて追い払った」とか主張したんです。今だったら「アホか」の一言ですみますが、当時は神仏が「現実的科学」でしたから、彼らの主張のままに鎌倉幕府は土地を寄進しました。よく「元寇の後に鎌倉幕府が倒れたのは元寇で活躍した武士に褒美をあげられなかったから」という話を聞きますが、それだけでなく寺社にも問題があったんです。

そういった歴史的な証拠がこうやって現在でも見られるってのはとても幸福だと思います。

ちなみに国助霊神(クニスケノミタマノカミ)は浜祈祷を行った津守家の48代目の神主のことを指しています。
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