国譲り編
投稿:2013年03月13日 更新:2013年03月13日スポンサードリンク
要約
大国主とスクナヒコナが作り上げた「日本」を高天原から来た刺客が虎視眈々と狙い、ついには奪ってしまいます。これを歴史の事実と取るのか、ただの神話ととるのか? 長いこと単なる神話と思われていましたが、出雲大社がかつて異常なほどの高層建築だったことや、纒向遺跡の建物の形式が「伊勢」と「出雲」の融合したものだったことから、国譲りは単なる神話ではないと考えられるようになりました。
そう考えると、国譲りは、出雲が国を奪われたのか?それとも、出雲の一部がヤマトを作ったのか?という話になります。前方後円墳に出雲が発祥の鉄器が残っていることや、出雲の土器が古墳に使われていること、大国主の子孫の事代主(コトシロヌシ)の娘が神武天皇と綏靖天皇の皇后に嫁いでいる記述があることを考えても、出雲と大和の関係は単純に大和が出雲を征服したということでは無いよう。
しかし、出雲が衰退したことも事実ですし、国譲りの神話があるということは、大和が勝利したのは間違いない。
この国譲りの神話の根底にあるのが、「政治的な争い」だったのか、経済の中心が出雲から大和に移ったという「経済的な争い」だったのか。もっと別の理由なのか。
ともかくこの辺りの話は魅力的です。
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