オハバリ神とタケミカヅチ神

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オハバリ神とタケミカヅチ神

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原文

天安河の河上の天の岩屋に坐す、名は伊都之尾羽張神、是れ遣はすべし。若し亦此の神に非ずば、其の神の子、建御雷之男神、此れ遣はすべし。且其の天尾羽張神は、逆に天安河の水を塞き上げて、道を塞きて居る故に、他神は得行かじ。故、別に天迦久神を遣はして問ふべし。」とまをしき。

現代語訳

天安河(アメノヤスカワ)の上流の天岩戸に居る、伊都之尾羽張神(イツノオハバリ神)を派遣するべきです。もしこの神でなければ、その子供の建御雷之男神(タケミカヅチノオ神)を派遣するべきでしょう。
しかしこの天尾羽張神(アメノオハバリ神)は、天安河の水を塞(せ)き止めて逆流させ、道をふさいでいるので、他の神は進めません。なので、天迦久神(アメノカク神)を派遣して頼みましょう」と言いました。
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解説

イツノオハバリ神は剣の神。タケミカヅチ(建御雷之男神)は名前からいうと雷神なのですが、地上に降りた際に、剣の上にあぐらをかくという荒業をやってのけるあたり、剣の神の属性を持っていると考えた方がよさそうです。

このアメノオハバリは川の上流で水を塞き止めているのです。剣は鉄で出来ています。鉄製品を作るには大量の水が必要です。この神様は製鉄に関わる神じゃないかと個人的には思います。それは具体的な氏族を表していた、という意味でもあります。

アメノカクってよくわかりません。
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