タカヒメの歌

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タカヒメの歌

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原文

天なるや 弟棚機の 項がせる 玉の御統 御統に 穴玉はや み谷 二渡らす 阿遅志貴高日子根神ぞ
とうたひき。此の歌は夷振なり。

現代語訳

天上の機織女(ハタオリメ)が首に掛けている首飾りの玉、穴が開いた玉のように、谷に渡る 阿遅志貴高日子根神(アジスキタカヒコネ神)

と歌いました。
この歌は夷振(ヒナブリ)です。

解説

よーわからない
高天原の機織をしている若い娘がしている首飾りみたいに輝いているよね、アジスキタカヒコネは。という感じです。谷に渡るという表現が入っているのはタカヒコネが蛇神であり雷神であるから、とされます。谷に関わっているだけで、蛇と雷の神だよ~なんて、論理の飛躍じゃないでしょうか?

谷には川が流れていて、それはうねうねと曲がりくねっています。これが蛇に似ているので蛇神であります。川を表しているので同時に水の神です。また雷は怖いものではありますが、雷は必ず「雨」を伴うものです。だから雷神は水神であり、雨となって山に降り注いで川になって蛇に例えられます。

谷は山にあり、山に降り注いだ水が里に流れ、水田となります。山・川・雷・蛇・水といったものを、全て一緒・同一というと論理の飛躍がありますが、これらは違っているようでも、かなり近しい属性だと考えた方が分かりやすいです。

ちなみに、蛇はネズミを食べます。ネズミは貯蔵していた穀物を食べつくすだけではなく、病気を蔓延させる悪魔のような動物です。このネズミを蛇は食べるのですが、蛇を一匹飼っているだけで、ネズミが寄り付かなくなるのです。おそらくネズミ返しといったネズミ対策が揃うまでは相当に強力な――それはつまり魔力のある――存在だったはずです。そのために蛇は豊穣を表し、脱皮することから生まれ変わりだとか生命力とか、色々な神聖な意味合いを持ちます。この蛇を川のうねりに例えるのは、ある意味必然と思えます。
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