古事記一覧 古伝承とその意義臣安万侶言さく、夫れ混元既に凝りて、気象未だ效れず。名も無く為も無し。誰か其の形を知らむ。然れども… 天武天皇について飛鳥の清原の大宮に、大八洲にしらしめし天皇の御世に曁りて、濳龍元を体し。?雷期に応じき。夢の歌を聞き… 天武天皇の偉業歳大梁に次り、月侠鍾に踵り、清原の大宮にして、昇りて天位に即きたまひき。道は軒后に軼ぎ、徳は周王に… 稗田阿礼への勅語ここに天皇詔りたまわく、「朕聞く、諸家のもてる帝紀および本辭、既に正實に違ひ、多く虚僞を加ふと、今… 元明天皇を讃える伏して惟うに皇帝陛下、一を得て光宅し、三に通じて亭育したまふ。紫宸に御して徳は馬の蹄の極まる所に被… 漢字に直すのは大変然れども上古の時は、言と意を並朴にして、文を敷き句を構ふること、字におきて即ち難し。已に訓によりて… 天地開闢と造化三神の登場天地初めて發けし時、高天原に成りし神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神、この三… 特別な五柱の天津神次に國稚く浮ける脂の如くして、海月なす漂えるとき、葦牙の如く萌え騰る物によりて、成りし神の名は宇摩… 神世七代次に成りし神の名は、國之常立神、次に豐雲野神。この二柱の神もまた獨神と成りまして、身を隱したまひき… オノゴロ島誕生是に天つ神諸の命以ちて、伊邪那岐命、伊邪那美命、二柱の神に、「是の多陀用弊流国を修め理り固め成せ。… イザナギのプロポーズ其の島に天降り坐して、天の御柱を見立て、八尋殿を見立てたまひき。是に其の妹伊邪那美命に問曰ひたまひ… イザナギとイザナミ、初めての…爾に伊邪那岐命詔りたまひけらく、 「然らば吾と汝と是の天の御柱を行き廻り逢ひて、美斗能麻具波比為む… 失敗した原因究明是に二柱の神、議りて、云ひけらく、「今吾が生める子良からず。猶天つ神の御所(みもと)に白すべし。」と… 二度目の交わり故爾に反り降りて、更に其の天の御柱を先の如く往き廻りき。是に伊邪那岐命、先に「阿那邇夜志愛袁登売袁… 国産み此の島は、身一つにして面四つ有り。面毎に名有り。故、伊予国は愛比売と謂ひ、讃岐国は飯依比古と謂ひ、… 細かい島を産む然ありて後、還り坐す時、吉備児島を生みき。亦の名は建日方別と謂ふ。次に小豆島を生みき。亦の名は大野… 神を生み始める既に国を生み竟えて、更に神を生みき。故、生める神の名は、大事忍男神。次に石土毘古神を生み、次に石巣… 河口に関する神が産まれる此の速秋津日子神、速秋津比売神の二柱の神、河海に因りて持ち別けて、生める神の名は、沫那芸神、次に沫… 風と山の神が産まれる次に風の神、名は志那都比古神を生み、次に木の神、名は久久能智神を生み、次に山の神、名は大山津見神を… オオヤマヅミの子供たち此の大山津見神、野椎神の二はしらの神、山野に因りて持ち別けて、生める神の名は、天之狭土神、次に国之… >>>>