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タカヒコネが喪屋を破壊
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是に阿遅志貴高日子根神大く怒りて曰ひけらく、「我は愛しき友なりこそ弔い来つれ。何とかも吾を穢き死人に比ぶる。」と云ひて、御佩せる十掬劍を抜きて、其の喪屋を切り伏せ、足以ちて蹶ゑ離ち遣りき。
現代語訳
阿遅志貴高日子根神(アジスキタカヒコネ神)はとても怒り、
「わたしは愛しい友だからこそ弔いに来た。
どうして私を、穢れた死者と比定するのか!!」
と言って、身につけていた十拳剣(トツカノツルギ)を抜いて、喪屋を切り壊し、足で蹴っ飛ばしてしまいました。
「わたしは愛しい友だからこそ弔いに来た。
どうして私を、穢れた死者と比定するのか!!」
と言って、身につけていた十拳剣(トツカノツルギ)を抜いて、喪屋を切り壊し、足で蹴っ飛ばしてしまいました。
解説
怒りすぎのアジスキタカヒコネ。葬式会場の建物を剣で切り倒して、足で蹴っ飛ばしてしまいました。腹が立つのは分かるのですがやりすぎ。タカヒコネから見れば、親友であるだけでなく、アメノワカヒコは妹の夫にあたります。
ケガレに怒るタカヒコネ
イザナギが黄泉から帰ってきて、使者の国のケガレを洗い流した経緯の中で三貴神が生まれています。日本において「ケガレ」は忌み嫌うべきもの。死者と間違われることでケガレが生まれるという感覚があるのは当然です。
ケガレに怒るタカヒコネ
イザナギが黄泉から帰ってきて、使者の国のケガレを洗い流した経緯の中で三貴神が生まれています。日本において「ケガレ」は忌み嫌うべきもの。死者と間違われることでケガレが生まれるという感覚があるのは当然です。
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