楽舎・御供所(四天王寺)

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楽舎・御供所(四天王寺)

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概要


大阪の四天王寺敷地内にある建物。創建は奈良時代だが、当然、火災や戦災に巻き込まれていて、現在立っているのは昭和31年に建てたもの。

毎年4月22日に聖霊会(ショウリョウエ)という聖徳太子の命日のイベントがあるのですが、このとき、石舞台(四天王寺)で「雅楽」「舞」があるのですね。その「雅楽」を演奏する場所が楽舎・御供所です。

引用

ちょっと分からないので、四天王寺にある看板をまるまる引用。
楽舎・御供所
楽舎とは黄鐘楼(オウショウロウ=北鐘堂)と太鼓楼との間にあり、毎年4月22日に厳修される「聖霊会」において舞楽伶人が楽を奏する場所である。
舞楽には「左方の舞」と「右方の舞」があり、楽舎も「左方作者(東側)」と「右方楽舎(西側)」の二舎に分かれて建ち、それぞれの対となる舞のときには楽が奏される。左方鼉太鼓は三巴紋、右方鼉太鼓は二巴紋。

御供所とは左方楽舎と右方楽舎の中央にある建物で、「聖霊会」において御供物を安置する場所となっている。ここから行道に加わった菩薩と八部衆、更には迦陵頻と胡蝶を舞う子供達の手を経て六時堂まで運ばれると、僧侶の手によって堂内御宝前(楊枝の御影)に供えられる。

鼉太鼓はすっごい派手でデッカイ太鼓。左右で一対になっています。「三巴紋」はその太鼓の模様。とにかく派手。
八部衆は仏法を守護する神のこと。四天王に仕える八部衆は乾闥婆・毘舎闍・鳩槃荼・薛茘多・那伽(龍)・富單那・夜叉・羅刹で、法華経などを元にした八部衆は天衆、龍衆、夜叉衆、乾闥婆衆、阿修羅衆、迦楼羅衆、緊那羅衆、摩睺羅伽衆。奈良興福寺の八部衆像は五部浄、沙羯羅(さから、しゃがら)、鳩槃荼(くはんだ)、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、畢婆迦羅(ひばから)となっています。八部衆というのは本来は「部族」だったと思われます。
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