宮島の鳥居

MENU
TOP > 宮島の鳥居
スポンサードリンク

宮島の鳥居

漢字・読みミヤジマノトリイ
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

概要

宮島の大鳥居は単に赤くて大きいだけじゃない。一番の驚きは鳥居が「置いてあるだけ」ということ。実は柱の根本は土の中に1mと入っていない。とはいっても、砂浜の上にあの鳥居が単に載っているだけでは、すぐにズブズブと埋まってしまうのは当たり前。実際には砂浜に大量の杭を打ち込み、その上に石を敷き詰めて土台を作っているのですが、それでもあの鳥居が倒れないのはやっぱり凄いのです。

総重量は60t
柱の太いものは周囲が10m。総重量は60t。……60t??柱が大きいとはいえ、ただ組んでいるだけで60tは重過ぎ。実は鳥居の上の紅い横柱は空洞になっていて、そこには石が詰め込まれているらしいのです。それはもちろん柱を安定させるためのものです。工夫がすごい。これを900年前にやったのかと思うと――まぁ焼失もしているので、ずっと同じものではないのですが、それでも仕組みは同じですから、凄いですね。
スポンサードリンク

物語・由来

何故、海上に鳥居が?
鳥居は本来は、神の住む杜(モリ)と世俗――つまり人間が生活する場所を分ける境界線のようなものです。一般的な神社に参拝すると、鳥居を抜けて本殿へと向かいます。海上に鳥居があるということは、本来はあの「大鳥居」を船で通り抜けて参拝するものなんです。

宮島が祀っている神は宗像三女神と呼ばれる、オキツシマヒメイチキシマヒメタギツヒメです。これら女神たちは「海上交通&交通安全」の神で、これも海上に鳥居が立つ理由です。

これも、という言い方をしたのは、あくまで副次的な理由だろうからです。
最大の理由はこの厳島神社という神社が「貿易船へのアピール」ひいては外国へのアピールとして建てられたから、というものです。

瀬戸内海は穏やかな海ではありますが、それでも難所はあります。その中で宮島と本州の間はかなり、穏やかだったハズです。ここで海上神殿を見れば、厳島神社を立てた平清盛の権勢がうかがい知れるというもの。この赤い鳥居は御山(ミセン)を背景に非常に映えます。実際に船で鳥居をくぐったかどうかは、分かりませんが人々に相当なインパクトを与えたに違いありません。

神社や関連する土地

スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket
スポンサードリンク

管理人リンク

編集