比婆山

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比婆山

投稿日時:2019-05-19 22:43:30
漢字・読みヒバヤマ
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比婆山とは

比婆山は古事記に登場する地名。
古事記によるとイザナミカグツチの出産後に火傷で死んだ後に葬られた場所が「比婆山」とされる。比婆山という山は日本各地に割とあるのですが、古事記では「出雲国と伯耆国の境にある比婆山」とあるので島根県安来市の比婆山が有力候補で、次点が広島県庄原市の比婆山。

イザナミの死後、イザナギイザナミを求めて「根の国(=黄泉の国)」へと行くことになっていて、理屈で言えば根の国…死者の国は比婆山の下にあることになる。

ヒバって?

ヒバは常緑樹のヒバのことではないか?とも言われる。日本では山の向こうに神が居て、その神が春に里にやってきて田畑が生育すると考えられていた。なので、一年中青々としている山…常緑樹の生える…ヒバの山には当然ながら神が住んでいると考え、そこは特別な土地であると考えていたのではないかと思われる。
地母神であり、様々な神を生んだイザナミの死体が眠るということは、その山には強い霊威があり、その強い霊威がある土地からやってくる神が宿る田畑だからこそ、五穀豊穣だと考えていたのでしょう。
よって比婆山が必ずしも特定の山を指しているとは限らない。比婆山というのがアチコチにあったのではないか? もちろん古事記では大雑把ではあるが「出雲国と伯耆国の境にある比婆山」と記述がある以上、このあたりの山ではある。
●ヒバは特定の植物のヒバというよりは、常緑樹の総称の一つではないかと。 サカキも「境の木」が語源とされていて、同じように常緑樹の総称だと思われる。
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古事記からの引用

古事記での記述
イザナギ、妻を失い、涙を流す
伊邪那美神(イザナミノカミ)の遺体は出雲国と伯耆国の境にある比婆山(ヒバノヤマ)に葬られました。
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