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丸邇氏、大御饗を献りし時
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ここに父答へて曰はく、「こは天皇に坐すなり。恐し。我が子仕へ奉れ」と云ひて、その家を厳(ヨソヒ)餝(カザ)りて候ひ待てば、明日入りましき。かれ、大御饗(オホミアヘ)を献りし時、その女 矢河枝比売命(ヤカハエヒメノミコト)に大御酒盞(オホミサカヅキ)を取らしめて献りき。
現代文訳
ヤカハエヒメの父親は言いました。
「その人は応神天皇でいらっしゃられる!
恐れ多いことだ。
娘よ、その方にお仕えなさい」
そして家を整理し、飾り、待っていると、翌日に家に応神天皇がやって来た。
宴会を開いて、ヤカハエヒメはお酒を応神天皇に注ぎました。
「その人は応神天皇でいらっしゃられる!
恐れ多いことだ。
娘よ、その方にお仕えなさい」
そして家を整理し、飾り、待っていると、翌日に家に応神天皇がやって来た。
宴会を開いて、ヤカハエヒメはお酒を応神天皇に注ぎました。
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解説
ヤカハエヒメの父親は比布礼能意富美(ヒフレノオホミ)。丸邇氏です。
この天皇に対して、食事を振る舞い、酒を奉ることは「天皇」というか「大和」に対する「服属儀礼」とされます。
「吾君の言ぞ我が思ふが如くなる」で応神天皇が自分が納める国のことを「食国」と呼んでいたのと関係があるんでしょうね。
この天皇に対して、食事を振る舞い、酒を奉ることは「天皇」というか「大和」に対する「服属儀礼」とされます。
「吾君の言ぞ我が思ふが如くなる」で応神天皇が自分が納める国のことを「食国」と呼んでいたのと関係があるんでしょうね。
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