韓国人による対馬の仏像窃盗事件の理由と原因

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韓国人による対馬の仏像窃盗事件の理由と原因

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概要

まとめ
●対馬の仏像が韓国の窃盗団に盗まれた。
●韓国に持ち込んで逮捕された。仏像は没収され、窃盗団は罰を受けたが仏像は日本に返さなかった。
●仏像は数百年前に日本が盗んだから、返す必要はない、というのが韓国の司法の主張。
●実際は盗んだわけではなく、李氏朝鮮の仏教排斥による破壊から免れるために日本に流れてきた。
●どういう経緯であっても現在の持ち主である対馬の人に返却するのが当たり前の法治国家の対処方法。
●「反日」という道徳が法律を超えるのは、韓国が法治国家ではなく「徳治主義」だから。
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日本が仏像を盗んだ?

12世紀まで朝鮮半島は「高麗」という国でした。この高麗は仏教を信仰していました。だから高麗には1万もの寺があったんですね。それが李氏朝鮮という国に変わった時に「これからは儒教一本だから仏教はダメ」となり、寺はほとんど無くなってしまいました。今でも韓国に寺はありますが、それは李氏朝鮮に特別に許された数少ない寺です。その寺も山の中にポツンとあるだけです。それは庶民に影響がない山の中の寺院だけが残されたという経緯があります。ちなみに日本は仏教を伝来以降ずっと信仰してきたものですから、市街地のど真ん中に寺が立っています。その方が墓参りとか、法事とか、庶民が利用するのには便利だからです。韓国人が日本に観光で来ると市街地に寺があるので驚くんです。韓国人にとって「寺」というのは、そういう経緯から山の中にあるというイメージだからです。

それで李氏朝鮮になって朝鮮半島から仏教が排斥されたときに、寺はどんどんと打ち壊されました。その中でせめて「仏像」は壊したくないと、仏教を信仰している日本に仏像が流出しました。日本であれば壊されることはないだろうという判断です。それが日本に朝鮮の仏像がある理由です。日本が盗んだのでは無いんです。
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司法が法律を重んじないのが徳治主義

その仏像を現代になって、韓国人窃盗団が盗み、韓国国内へと持ち込みました。窃盗したのですから、違法行為ですよね。違法に盗んだものですから、それが韓国に移動しても、仏像の所有権は日本の対馬の「所有者」にあるわけです。本来はそうです。法治主義の国ではそうなります。ところが韓国は窃盗団を逮捕し、罰を与えたのですが、「仏像を日本に返す必要はない」と「司法」が判断してしまいました。正直、こんな判断では司法の意味がないなぁとは思うのですが、「道徳が法律を超える徳治主義」では致し方のない結果なんです。


韓国としては「日本が仏像を盗んだ」「だから返す必要はない」という理屈です。仮に日本が仏像を盗んだとしてもそれは、何百年も前のことです。それに1万もあった寺を打ち壊した李氏朝鮮では、どのみちこの仏像は保存されていたかも相当怪しいでしょう。そもそも日本が仏像を盗んだというのは、全くの誤解なのですが、まぁ、とりあえず、そこは置いておきましょう。
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とりあえず返却するのが当たり前の「法治国家」

問題は韓国がどんな言い分を口にしても、韓国が「法治国家」ならば仏像の所有権は日本の所有者にあるってことです。だから速やかに返却しなくてはいけないのです。どうして韓国がそうしないか? というと韓国が「法治国家」ではないからです。法律よりも「道徳」が先に立つのです。

祖霊信仰編でも書いたように「韓国人は先祖と子孫が同一体」と思っていますから、まず第一に「先祖が仏像を自ら手放した」という事実を受け入れられない土台もあります。また、反日がほとんど文化という社会では「日本は悪くない」という意見が通りにくいというのもあります。でも、大事なのはソコではありません。法律というルールがある以上は、まずはそれを守り、運用することが大事です。気持ち(感情)や道徳というのは立場が変われば幾らでも変わりますし、誰もが言い分があり、その言い分を全て立てていては社会がうまく回りません。まして法治主義が現在の国際的な常識なんですから、そこは韓国であっても守ってもらわないと困る。でも、守りません。それは韓国が道徳が法律を超える徳治主義であり法治国家ではないからです。

つまり、韓国という国は法律やルールや条約や契約よりも道徳、というか感情が先に立つ文化があるんですね。よく日本と外国では「文化が違う」ということを言いますが、徳治主義はそういうレベルの話ではないんです。元産経新聞ソウル支局長の起訴事件でもそうですが、日本がどれだけルールを守っても韓国の都合で幾らでも反故に出来るのです。韓国にはそういう法治国家ではありえないリスクがあるのだとしっかりと理解しておかないといけません。
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