幣羅坂

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幣羅坂

投稿日時:2019-05-04 12:22:47
漢字・読みヒラサカ
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幣羅坂とは

幣羅坂(ヒラサカ)は古事記に登場する地名。日本書紀では平坂と記述されている。比定地は京都府木津川市市坂幣羅坂。崇神天皇の時代、四道将軍の一人である大毘古命(オオビコ)が越国へと遠征に行くのですが、その道中…山代の平坂で腰に布を巻いた少女が崇神天皇の命が狙われているという歌を歌っていた。

坂はそもそも「境(サカイ)」という意味。集落との間には山があり、その山には当然「坂」があり、境と坂は同義だったのだと思われる。山には神が居て、神からお告げがあった。腰に布を巻いた少女は神のお告げを受ける「巫女」だったのだと思われます。ヒラは分からないが、「黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ=現世と死者の世界の境目の「坂」)」という名前から考えるに「ヒラサカ」という言葉自体がよく使われた言葉(=地名)なんじゃないかと思います。

比定地は京都府木津川市市坂幣羅坂…幣羅坂神社があり、オオビコと天津少女命(アマツオトメ)が祀られている。天津少女命は腰に布を巻いた少女…かも。
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古事記からの引用

建波邇安王の反逆
さて、オオビコ命が越国に行ったときの話です。
腰に布を巻いた少女が山代の平坂(幣羅坂=ヒラサカ)に立っていました。そして歌を歌っていました。

御真木入日子(ミマキイリビコ=祟神天皇)よ
御真木入日子(ミマキイリビコ)よ
自分の命を狙っている人が
入れ違い、行きかい、
様子を伺っているというのに
何も知らないで……
御真木入日子(ミマキイリビコ)よ

日本書紀からの引用

崇神天皇(十二)四道将軍の派遣(日本書紀)
ある書では大彦命が山背の平坂に至ったときに、道のほとりに童女(ワラワメ)が居て、歌を詠んだ
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