速玉之男(ハヤタマノオ)

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ハヤタマノオ

漢字・読み速玉之男
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概要

日本人は「唾」に特別な力があると考えていました。その性質が「ハヤタマノオ」という神です。唾や爪や血には契約の証拠となる性質がありました。この唾や爪や血に呪術を掛けることで、罰を与えることが出来る。
この考えはスサノオ天岩戸事件のときにヒゲ・爪・唾液を提出させられたことと関係している。
また、古事記の「首飾りの玉が離れない不思議」でホオリが玉を口に含んで吐き出すと、玉が器について離れなくなったというのも、同様の意義ではないかと思われます。
東アフリカには契約を交わす場合、牛乳やビールを持ち寄り、それを口に含んで、相手の口の中に唾液とともに吐き出す。つまり唾液を交換する。
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物語・由来

第五段一書(十)負けない!
イザナギ
「負けない!」と言いました。
その時吐いた唾が神となったのが速玉之男(ハヤタマノオ)といいます。次に穢れを払うと泉津事解之男(ヨモツコトサカノオ)といいます。二つの神が生まれました。

神社や関連する土地

出雲国意宇郡速玉神社
紀伊国熊野早玉神社
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