宣化天皇(二)遷都と大連と大夫の任命

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宣化天皇(二)遷都と大連と大夫の任命

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原文

元年春正月、遷都于檜隈廬入野、因爲宮號也。二月壬申朔、以大伴金村大連爲大連、物部麁鹿火大連爲大連、並如故。又以蘇我稻目宿禰爲大臣、阿倍大麻呂臣爲大夫。

現代語訳

即位元年春1月。都を檜隈(ヒノクマ=地名)の廬入野(イオリノ)に移しました。それで宮号(ミヤノナ)としました。

2月1日。大伴金村大連を大連とし、物部麁鹿火大連を大連としました。これらは以前と同じです。また蘇我稲目宿禰(ソガノイナメノスクネ)を大臣としました。安倍大麻呂臣(アヘノオオマロノオミ)を大夫(マヘツキミ)としました。
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解説

以前と同じ
大伴金村を大連、物部麁鹿火を大連にしたよ。これは以前と一緒だよ、という記述は以下にもあります。

金村は武烈天皇の時代から政権に関わっていて、変遷のなかでも権力を(今の所は)失わないで来ました。おそらく時代を操っていたのは金村…そう考えるべきなんでしょうね。
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