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崇峻天皇(十六)いつか、この猪の頸を斬るように、朕が妬み嫌っている人を斬ろう
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現代語訳
即位5年冬10月4日。山猪(イノシシ)を献上することがありました。天皇は猪を指差して詔(ミコトノリ)して言いました。
「いつか、この猪の頸(クビ)を斬るように、朕が妬み嫌っている人を斬ろう」
多くの兵仗(ツワモノ=兵器)を準備していて、それが日常よりも異常な量でした。
(10月)10日。蘇我馬子宿禰(ソガノウマコノスクネ)は天皇が詔(ミコトノリ)したことを聞いて、自分を妬み嫌っていることを恐れました。儻者(ヤカラヒト=一族)を招き集めて、天皇を殺そうと謀りました。
この月、大法興寺の仏堂と步廊が立ちました。
「いつか、この猪の頸(クビ)を斬るように、朕が妬み嫌っている人を斬ろう」
多くの兵仗(ツワモノ=兵器)を準備していて、それが日常よりも異常な量でした。
(10月)10日。蘇我馬子宿禰(ソガノウマコノスクネ)は天皇が詔(ミコトノリ)したことを聞いて、自分を妬み嫌っていることを恐れました。儻者(ヤカラヒト=一族)を招き集めて、天皇を殺そうと謀りました。
この月、大法興寺の仏堂と步廊が立ちました。
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性格・能力
肉の献上
神道では肉は穢れていて、食べてはいけないのですが、古事記・日本書紀では「肉の献上」がちょくちょく出てきます。これが「昔は天皇も肉を食べていた」ということなのか、それとも「献上しただけ(食べたとは言ってない)」なのか、「献上するにあたって穢れを無くす儀式があった?」のか。
神道では肉は穢れていて、食べてはいけないのですが、古事記・日本書紀では「肉の献上」がちょくちょく出てきます。これが「昔は天皇も肉を食べていた」ということなのか、それとも「献上しただけ(食べたとは言ってない)」なのか、「献上するにあたって穢れを無くす儀式があった?」のか。
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- Page14 崇峻天皇(十四)善信尼の帰国・新たな出家と徳斉法師
- Page15 崇峻天皇(十五)任那再建へ・筑紫へ派兵
- Page16 崇峻天皇(十六)いつか、この猪の頸を斬るように、朕が妬み嫌っている人を斬ろう
- Page17 崇峻天皇(十七)東国の調・東漢直駒の天皇暗殺
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