宮島口駅

厳島神社（安芸の宮島）に渡るフェリー乗り場がある。ＪＲの宮島口駅とフェリー乗り場の間には数百メートル離れている。問題はフェリー乗り場に自家用車でやって来たときで、駐車場がいくつかあって、近い駐車場は大抵埋まっている。といっても歩いていける範囲に相当量の駐車場があって、花火大会でもない限りは埋まることは無い。

厳島神社は古代から神の島とされてきました。宗像三女神が祀られて神社となる以前から、この辺りでは信仰されていたようです。宗像三女神は九州の豪族が信仰していた海の女神で、交易をしていた彼らが信仰を広めたので、九州から瀬戸内海、果ては江ノ島まで宗像三女神を祀る神社は見られます。

厳島は神の島であり、ここにクワを入れることは御法度でした。つまり農作物を作ること自体が禁忌です。しかし厳島には人が住んでいます。食べ物を供給する必要があります。そこで発達したのが宮島口一体の「廿日市市（ハツカイチシ）」です。廿日市は毎月２０日（ハツカ）に厳島に食料や日用品を供給するために発達した市が始まりとも言われています。

お土産は帰りに
鮮やかな人工的な朱色の柱に様々な宣伝ポスター。今から荘厳な由緒ある神社に向かうというにはやりすぎなんじゃないかな…と。ちなみにこの辺りで買えるものは島に渡っても買えます。島で買い忘れたものを帰りにここで買うのも手。便利です。もみじまんじゅうは島で買う必要がありませんからね。帰りに買うのが賢明。意外とかさばるし、重いし。

宮島口はおいしい店が多い
広島の瀬戸内海というと、現地の人にとっては「汚い海」というイメージですが、それは沿岸部の話で、沖に出るとやっぱり綺麗な海です。そのために海産物はおいしい。そしてなんでもそうですが、本当においしいものは高い。この辺りのお店は高いですが、おいしい店が多く、島で食事は控えて、帰りにここでディナーがオススメ。お店の具体名は避けますが外れは無いと思われます。

安芸の宮島
長浜神社（宮島）

あかずの踏切！
宮島口フェリーを目指して広島から来た場合、市内電車の線路の向こうに「宮島フェリーの駐車場」が見えるので踏切を渡ろうとします。この踏切が開かない。いとうあさこじゃなくてもイライラします。
それだけじゃないのです、地図を見てもらえばわかるように、市内電車は宮島が終点。宮島口前で線路が途切れているのです。もう少し先まで走れば、簡単にフェリーの宮島口まで簡単に辿り着けるのです。

駐車場なんて腐るほどある
よほどのイベントでない限りは埋まることはありません。駐車場は大小さまざまあり、バイパスを挟んだ海側と山側に分けられます。海側は一日１０００円、山側は５００円とか８００円。山側は確かに安いですがフェリー乗り場まで遠く、場所も分かりにくいです。空いているなら素直に海側に止めるのが吉。

家族でＪＲ・市内電車を使っていくよりも自家用車で行く方が安上がりと言うことも十分あります。