中国は世界征服を目指している…国際秩序の破壊と更新

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中国は世界征服を目指している…国際秩序の破壊と更新

投稿日時:2020-11-02 16:02:24
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中国の目指すものは世界征服です

まとめ
●儒教は上下関係によって秩序をもたらそうとする。
●現在の国際社会はキリスト教的な法治によって秩序を保っている。
●中国の目指すことは法治から儒教的な秩序へと塗り替えること。
●中国を頂点とした上下関係によって秩序を作りたい。
●それは中国がやりたい放題の状態で、世界中がウィグル・チベットのようになる可能性が高い。

法治から儒教へ??…中国の世界征服

中国は儒教の世界観で政治が動いています。儒教は道徳によって社会秩序をもたらそうという考えで、上に立つものは下に立つものより「道徳がある」状態です。この状態が理想的で安定していると考えています。よって、上に立つものは「正しい」存在で、下のものは「悪」となります。ここに「同じ」という感覚はありません(私は「儒教社会は差別を尊ぶ社会」と言っています)。

しかし、正しいものなんて曖昧なものですよね。立場や時代や文化によって「正しい」っていくらでも変わってしまう。だから結局、正しいものが上に立つのではなく、力があって道理をねじ伏せられるものが上に立つことになります(儒教はそういう教えではありませんが、現実に照らし合わせると自然とそうなります)。

現在の国際社会は欧米のキリスト教の世界観…「法治」で成り立っています。中国の目指すものはこの法治の社会を駆逐し、中国をトップとした儒教の世界観に塗り替えることです。

それが分かりやすく言うと「世界征服」ということです。
じゃあ、中国が世界征服してしまい、世界が中国に屈するとどうなるか?人権なんて考えはなくなり、中国を批判すれば制裁があります。あなたが正しい意見を持っていても中国が気に入らない意見であれば圧殺され、場合によっては殺されるかもしれない。世界中がウィグルのようになる可能性が高い。特に日本は過去の歴史の経緯からウィグル化する。ほぼ間違いない。

●この儒教の世界観を踏襲しているのが韓国や北朝鮮で、特に韓国は資本主義・民主主義でありながら儒教国という異質な存在です。一般的な人は韓国は「資本主義側・民主主義側」と考えがちですが、儒教国と考えるとバリバリの中国側です。このことは国のあり方は制度ではなく綿々と続いてきた文化こそが大きな要因となるという示唆だと思うのですが、その辺りのことはまた別のページに書きたいと思います。
●誤解してはいけないのは、中国にとっては儒教的な上下関係を重んじた秩序こそが平和な争いのない社会を作ると考えています。かつてアメリカが民主主義と資本主義のために戦争(ベトナム戦争など)をしたのと全く同じです。
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