河野太郎外相就任に慰安婦合意破棄を韓国メディアが期待する理由

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河野太郎外相就任に慰安婦合意破棄を韓国メディアが期待する理由

投稿日時:2017-12-13 12:46:44
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河野太郎外相就任に慰安婦合意破棄を韓国メディアが期待する理由

まとめ
●河野談話を出した河野洋平の子供の河野太郎が外相に就任。
●韓国メディアはこれを受けて、日本が慰安婦問題で譲歩すると期待した。
●儒教では先祖と子孫は同一体で、子供(子孫)は先祖(父)の事績を受け継ぐものであり、受け継ぐのが義務と考えている。
●よって韓国の感覚では河野太郎は父親の考えを受け継いでいるべきであり、受け継ぐ義務があると考えている。
●日本にはこの感覚がない。

河野太郎と河野洋平

2017年8月3日に河野太郎、外相に就任
河野太郎は河野洋平の子供。河野洋平は河野談話を発表した人物。河野談話は慰安婦問題を認めて謝罪したもので、韓国は河野太郎が外相に就任したことから、安倍総理は慰安婦問題で譲歩すると考えました。しかし、河野太郎は父親とは考えが全く違っていて、慰安婦合意を韓国が履行しないと、全ての交渉は進まないという安倍総理の意向というか、日本政府の意向に沿った発言しかしません。それで韓国メディアは怒り心頭なんですね。

ここには儒教の感覚があります。
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儒教の世界観

先祖と子孫は同一体。
儒教では先祖と子孫は「同一体」です。この感覚は日本人にはないのでピンと来ないんですね。日本は儒教式の墓を建てているものですから、韓国人からすれば儒教の感覚を日本人も持っていると思っているんですが、日本人であのお墓が儒教式だと思っている人はいません。つまり、形式だけなんですね。儒教では先祖を子孫が祀ることで、先祖と一体化し、そして子孫が脈々と続く限り、その命は続きます。延々と続けることが子孫の義務となります。

同一体ってことは…
先祖と子孫が同一体ってことは…当然、父と子は同一体です。よって儒教では親の手柄は子の手柄。親の罪は子供の罪です。例えば、韓国では先祖が親日ならば問答無用で子孫も親日です。親日が何より罪とされる韓国では戦前、日本と結びついて私腹を肥やした人物は悪であり、その子孫はやはり悪です。逆に、親の手柄も子供に引き継がれます。例えば、北朝鮮の将軍様は世襲。財閥の経営は完全に子孫に引き継がれます。日本もそうじゃないか!と突っ込む人もいるでしょうが、レベルが違う。日本ではマクドナルドの経営から創業家は撤退していますし、トヨタの経営者は現在こそ豊田氏ですが、違うこともあります。日本では必ずしも、なんですね。日本で血統が絶対的な価値を持つのは皇統(天皇家)だけです。あれだけは皇統の人じゃないとなれませんよね。韓国社会はその感覚がかなり広い範囲に適応されているのだと思ってください。
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神社や関連する土地

儒教の世界観では子供は親の事績を引き継ぐのが「義務」なんです。
そうあるべきだし、引き継がないものは絶対悪なんです。先祖への裏切りです。先祖から子孫に延々と命が続くことが義務という世界観の儒教では父親の事績を否定するなんて論外。それがまして河野談話などという韓国にとって「善」なるものであれば尚更のことです。韓国では道徳絶対主義ですからね。ま、道徳なんてものは立場と時と場所でいくらでも変わるアヤフヤなものですけども。

日本でも似たような感覚が?
例えば、日本でも朴槿恵が大統領に就任した時に、彼女の父親の朴正煕が日本陸軍に属していて親日だったことから「朴槿恵も親日になるのではないか」と期待したことがありました。実際は彼女も近年の大統領と同じで反日でした。しかし、だからといって「朴槿恵はけしからん」と日本人が考えたかというと、そうじゃないんですね。それは日本人には先祖と子孫が同一体だという感覚がないからです。あくまで「父親が親日で、娘もそれに影響を受けた可能性があるぞ」ってもので、儒教的な世界観で親から子に事績が引き継がれるのが当然だから!じゃないんです。
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