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釣り針を無くす
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爾に火遠理命、海左知を以ちて魚釣らすに、都て一つの魚も得たまはず、亦其の鉤を海に失ひたまひき。
現代語訳
火遠理命(ホオリ命)は海左知(ウミサチ=海幸=海の道具)を使って魚を釣ったのですが、一匹の魚も得られませんでした。その上、釣り針を海に無くしてしまいました。
解説
ホオリ命は山幸彦、つまりヒコホホデミ命のこと。ホオリ命が借りた釣り針と道具で魚を釣るのですが一匹も釣れない。しかも釣り針をなくしてしまいます。これは焦ります。
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海幸彦山幸彦編の表紙へ
- Page1 ホデリ命とホオデリ命
- Page2 海と山の道具交換
- Page3 釣り針を無くす
- Page4 釣り針を無くした
- Page5 元の釣り針を返して欲しい
- Page6 シオツチ神登場
- Page7 竹で隙間無く編んだ小船
- Page8 ワダツミ神の宮殿へ
- Page9 トヨタマヒメの従者
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