ウリとナム

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ウリとナム

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概要

まとめ
●韓国には「ウリ」と「ナム」という感覚がある。
●ウリは「我々」という意味。ナムは「ウリ以外」。
●ウリの利益は嘘をついてでも守る。
●韓国人はウリには親切。
●ウリを守ることは法律より大事。
●政治家の汚職や、大統領の親族への利益供与などの根本はコレ。
●ウリの範囲は時と場合によって変化する。

ウリとナム

韓国文化の話で取り上げられるのが「ウリとナム」。
ウリってのは日本語で言うところの「我々」。
ナムはウリ以外に人のこと。
で、韓国ではこの「ウリ」の利益を守ろうとする感情が非常に強い。
例えば、韓国は偽証が多い。偽証は例えばアリバイ工作だったり、口裏合わせな訳です。「ウリ」である知人を守るために、嘘をつく。韓国は儒教国で道徳が大事な国ですから、ウリを守るためならば嘘をつくのは「正しいこと」という認識があるのです。

まぁ、それが恋人とか家族ならまだ分かる。それが正しいかどうかは別として心情は理解できるでしょう。しかし、その「ウリ」の範囲が、時と場合によって変化し、贈賄相手ということも多いのですね。コレがピンと来る日本人はいないでしょう。
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贈賄を事例に

例えば、あなたが「役人」にお金を渡して仕事を受注したとします。するとその役人とあなたは「ウリ」の関係になります。ウリは嘘をついてでも守る。これが道徳ですから、贈賄関係になった時点で、お互いを守らなくちゃいけません。それが道徳ですからね。だから贈賄を送る事、受け取る事、そこには「俺たちはウリだよ」「だから守るんだぞ」という道徳による縛りというか、「絆」が生まれるんです。単なるビジネス目的の贈賄じゃないんですよ。道徳で結ばれた絆なんです。まぁ、犯罪なんですけど。

贈賄で出来た「ウリ」の絆も強いのですから、これが「親族」となればもっと強力になります。韓国大統領が親族に利益供与するのはこういう理由です。親族に「なぁ、いいだろ? うまい汁を吸わせてよ」と言われたら韓国人ならば相当に強い意思がないと断れません。親族という「ウリ」を優遇するのは韓国では絶対的「道徳」なんです。
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法律は守らないのか?

しかし、日本人の感覚として「法律を守るという道徳はないのか?」と疑問に思うでしょう。ないわけじゃないんですが、儒教の国は法律より道徳というのが社会の常識です。よく韓国は「憲法より国民感情」というんですが、正確には「憲法より道徳」です。ただ道徳というのは立場と時と場合によっていくらでも変わるので、「道徳=感情」と大差ありません(少なくとも日本人から見れば)。だから法律はあまり守られません。守らないというよりは、守る必要がないだけなんですけどね。ともかく法律は二の次なんです。
●財閥の親族が犯罪を犯した場合、裁判にかけても非常に刑が軽いか、執行猶予になることが多いです。これは裁判官が財閥の援助を受けて大学に行っていることが多いからです。援助を受けているということは財閥の「ウリ」です。となれば、司法のルールを曲げてでも財閥に有利な判決を出さなくてはいけません。それが「道徳」だからです。


法律の縛りがなくて、時と場合によって変化する「道徳」が一番大事な社会で、「ウリ(我々)」の利益を守ることが正しいわけですから、日本人から見ればルール無用の社会になるのですが、ウリという感覚は韓国を理解する上で非常に大事なワードになるわけです。

ちなみに反日の時はウリの範囲が韓国・朝鮮全体に広がります。
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