始馭天下之天皇(ハツクニシラススメラミコト)

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始馭天下之天皇

漢字・読みハツクニシラススメラミコト
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概要

始馭天下之天皇(ハツクニシラススメラミコト)は「天下を初めて治めた天皇」という意味。この「名」を持つのは神武天皇(初代)と崇神天皇(10代)。よって「建国者は崇神天皇で、神武天皇は後日に作られた天皇」であり、「神武天皇の功績は崇神天皇の前半生」という説が割とメジャー。

神武天皇が「ハツクニシラス」と書かれるのは日本書紀だけで、古事記には無い。対して崇神天皇は古事記でも日本書紀でも「ハツクニシラス」と書かれている。そういうことを考えると実質的な建国者が「崇神天皇」であることは間違いない。古事記・日本書紀には崇神天皇の時代に四道将軍を派遣して「大きく勢力範囲を広げた」とあるのも間違いない。

ただ崇神天皇の功績の描き方は明らかに「儒教」の思想を反映していて、「天皇には徳があるかないか」という視点が見られるのに対して、神武天皇の功績には、日本古来の「誓約」「神」といった視点ばかり。神武天皇の記述が後世に「組み合わされた」ものであったとしても、神武天皇の記述内容自体は儒教の思想が伝わる崇神天皇以前のものだろうと思われます。

以上を考慮すると神武天皇は建国の祖。崇神天皇は畿内の小さな国だったヤマトを全国区に引き上げたという意味での建国の祖。それが「二人の始馭天下之天皇(ハツクニシラススメラミコト)」というのが妥当な考えではないかと思われます。
参考:讖緯説
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物語・由来

初国知らしし御真木天皇
初めて祟神天皇は、男が弓矢で得た獲物や、女が作った織物などの物品を納めさせた。

この世を湛えて、
初国知らしし御真木天皇
(ハツクニシラシシミマキノスメラミコト
と言いました。

辛酉年春正月庚辰朔 神武天皇が帝位に
始馭天下之天皇(ハツクニシラススメラミコト=初めて国を治めた天皇)である私は、神日本磐余彦火々出見天皇(カムヤマトイワレビコホホデミノスメラミコト)と名乗ることにしよう

崇神天皇(十九)ハツクニシラス天皇(日本書紀)
秋9月16日? 初めて人民の小口調査をして、人民に調役(税金と雑徭)を科しました。男の弭調(ユハズノミツキ=動物の肉や皮などの狩猟生産物)を、女の手末調(タナスエノミツキ=絹・布などの手工業生産品)です。これで天神地祇(アマツカミクニツカミ)に納めて、風雨を神の心にまかせたので、百穀(モモタナツモノ)がなりました。家には物が溢れて、人が増え、天下は太平になりました。そこで崇神天皇は御肇国天皇(ハツクニシラススメラミコト=初めて治めた天皇)と呼ばれました。
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