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武烈天皇(七)影媛「苦しいことです。愛する夫を失った」
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於是、影媛、收埋既畢、臨欲還家、悲鯁而言「苦哉。今日、失我愛夫。」卽便灑涕愴矣、、心歌曰、
婀嗚儞與志 乃樂能婆娑摩儞 斯々貳暮能 瀰逗矩陛御暮梨 瀰儺曾々矩 思寐能和倶吾嗚 阿娑理逗那偉能古
婀嗚儞與志 乃樂能婆娑摩儞 斯々貳暮能 瀰逗矩陛御暮梨 瀰儺曾々矩 思寐能和倶吾嗚 阿娑理逗那偉能古
現代語訳
それで影媛が遺体を収め、埋め終わって、家に帰ろうとすると、咽び泣いて言いました。
「苦しいことです。今日、わたしの愛する夫を失ったことは!」
それで涙を流し、悲しみに打ちひしがれ、その悲しみを心にまとって歌を歌いました。
青丹(アオ)によし 乃楽(ナラ)のはさまに 鹿(シシ)じもの 水(ミ)漬(ヅ)く辺(ヘ)隠(ゴモ)り 水(ミナ)灌(ソソ)く 鮪(シビ)の若子(ワクゴ)を 漁(アサ)り出(ヅ)な猪(イ)の子
「苦しいことです。今日、わたしの愛する夫を失ったことは!」
それで涙を流し、悲しみに打ちひしがれ、その悲しみを心にまとって歌を歌いました。
青丹(アオ)によし 乃楽(ナラ)のはさまに 鹿(シシ)じもの 水(ミ)漬(ヅ)く辺(ヘ)隠(ゴモ)り 水(ミナ)灌(ソソ)く 鮪(シビ)の若子(ワクゴ)を 漁(アサ)り出(ヅ)な猪(イ)の子
歌の訳(あおによし、は奈良の枕詞)奈良の谷間で死んだ鹿のように水に浸かって、片隅に隠されて、水に打たれている鮪の坊やを漁って出さないでくださいない。猪の子よ
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解説
なんの歌なんでしょうか
わたしには、そういう「魚料理」の調理方法に聞こえるんですよね。魚を土に埋めて発酵させる料理じゃないかなぁと。そんな料理は当時の日本にあったかどうかは怪しいですが、発酵食品は当然あったハズですからねぇ。うーん、なんとも。
わたしには、そういう「魚料理」の調理方法に聞こえるんですよね。魚を土に埋めて発酵させる料理じゃないかなぁと。そんな料理は当時の日本にあったかどうかは怪しいですが、発酵食品は当然あったハズですからねぇ。うーん、なんとも。
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武烈天皇(日本書紀)の表紙へ
- Page3 武烈天皇(三)歌場での逢瀬と鮪臣の邪魔
- Page4 武烈天皇(四)鮪臣と太子の影媛争奪の歌合戦
- Page5 武烈天皇(五)平群の父子の不敬に怒り、兵を起こす
- Page6 武烈天皇(六)葬送の歌
- Page7 武烈天皇(七)影媛「苦しいことです。愛する夫を失った」
- Page8 武烈天皇(八)大伴金村による真鳥の誅殺と塩の呪い
- Page9 武烈天皇(九)大伴金村連は太子に尊号を奉り、大連となる
- Page10 武烈天皇(十)妊婦の腹を割いて胎児を見る・生爪をはがして芋を掘らせる
- Page11 武烈天皇(十一)末多王を捨て、嶋王を武寧王とした
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