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天武天皇(三十三)亀石郡が白雉で捕えられる・川原寺で一切経を写経
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三月丙戌朔壬寅、備後国司、獲白雉於龜石郡而貢。乃當郡課役悉免、仍大赦天下。是月、聚書生、始寫一切經於川原寺。
現代語訳
(即位2年)3月17日。備後国司(キビノミチノシリノクニノミコトモチ)は、白雉(シロキギス=白いキジ)を亀石郡(カメシノコオリ=広島県神石郡)で捕えて献上しました。その郡の課役(エツキ=労働税)を全て免除されました。また、天下に大赦(オオキニツミユルス)しました。
この月、書生(テカキ)を集めて、初めて一切経(イッサイキョウ)を川原寺(カワラデラ)で写経しました。
この月、書生(テカキ)を集めて、初めて一切経(イッサイキョウ)を川原寺(カワラデラ)で写経しました。
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解説
白い動物は吉兆です。それが見つかり、献上された。白いキジを献上したから、その地域の「労働」が免除されました。どんだけ嬉しいんだよ、と突っ込みたくなります。その上に、罪人を許すくらいですから、すごい吉兆なんですよね。
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- Page1 天武天皇(三十二)即位・后妃と子息子女
- Page2 天武天皇(三十三)亀石郡が白雉で捕えられる・川原寺で一切経を写経
- Page3 天武天皇(三十四)大来皇女を伊勢神宮に
- Page4 天武天皇(三十五)沙宅昭明の死・新羅と百済の使者
- Page5 天武天皇(三十六)紀臣閉麻呂の褒賞・高麗と新羅の賀騰極使・耽羅の使者の帰国
- Page6 天武天皇(三十七)難波で金承元をもてなす・大郡で高麗の邯子と新羅の薩儒をもてなす
- Page7 天武天皇(三十八)大嘗に仕える中臣と忌部・高市大寺を造る司・小僧都と佐官
- Page8 天武天皇(三十九)紀臣阿閉麻呂の死・対馬の銀・伊勢神宮の神宝
- Page9 天武天皇(四十)即位の祝いの献上品
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