天武天皇(百二十六)無端事で問答・三綱と律師と大官大寺の知事と佐官に

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天武天皇(百二十六)無端事で問答・三綱と律師と大官大寺の知事と佐官に

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原文

朱鳥元年春正月壬寅朔癸卯、御大極殿而賜宴於諸王卿。是日詔曰、朕問王卿以無端事、仍對言得實必有賜。於是、高市皇子、被問以實對、賜蓁揩御衣三具・錦袴二具、幷絁廿匹・絲五十斤・綿百斤・布一百端。伊勢王、亦得實、卽賜皁御衣三具・紫袴二具・絁七匹・絲廿斤・綿卌斤・布卌端。是日、攝津国人百濟新興、獻白馬瑙。庚戌、請三綱律師及大官大寺知事・佐官、幷九僧、以俗供養々之、仍施絁綿布各有差。辛亥、諸王卿各賜袍袴一具。甲寅、召諸才人・博士・陰陽師・醫師者、幷廿餘人、賜食及祿。

現代語訳

朱鳥元年(アカミトリノハジメノトシ=即位15年)の春1月2日。大極殿(オオアンドノ)に居て、宴(トヨノアカリ)を諸王卿(モロモロノオオキミマヘツキミ=王たちと臣下たち)に与えました。この日に詔(ミコトノリ)して言いました。
「朕(ワレ)は王卿(オオキミマヘツキミ)に問うに、無端事(アトナシコト)とする。それで答えて、真実を言うことができれば、必ず与えるものが有る」
高市皇子(タケチノミコ)は問われて、真実を答えました。それで蓁揩(ハリスリ=植物で染めた)の御衣三具・錦の袴二具、合わせて絁(フトギヌ)20匹・糸50斤・綿100斤・布100端を与えました。伊勢王(イセノオオキミ)もまた真実を答えました。皁(クリソメ=黒く染めた)の御衣三具・紫袴二具・絁(フトギヌ)七匹・糸20斤・綿40斤・布40端を与えました。
この日に摂津国の人の百済新興(クダラノニイキ)が白馬瑙(シロメナウ=白いメノウ=瑪瑙)を献上しました。
1月9日。三綱(サンゴウ=上座・寺主・都維那=もしくは僧正・大僧都・小僧都=寺の監督者)と律師(リツシ=僧尼の管理者)と大官大寺の知事、佐官、合わせて9人の僧に請願して、俗人の供養をさせました。絁(フトギヌ)・綿・布を施しました。それぞれに品がありました。
1月10日。諸王卿(モロモロノオオキミマヘツキミ=王たちと臣下たち)にそれぞれ袍袴(キヌハカマ)一具を与えました。
1月13日。諸々の才人(カドアルヒト=歌などの才能がある人)・博士・陰陽師・医師者(クスシ)、合わせて20人余りを呼び寄せて、食べ物と禄(モノ)を与えました。
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解説

無端事(アトナシコト)
無端事(アトナシコト)は「なぞなぞ」のようなものじゃないか?と言われていますが、ハッキリしたコトは分かりません。仮になぞなぞだとしたら、天皇が出したナゾナゾに高市皇子が答えたら、ご褒美が貰えたよ、というお話になります。なんて、のんびりした話なんでしょうか。
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