岩国白蛇神社

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岩国白蛇神社

漢字・読みイワクニシロヘビジンジャ
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概要

祭神宗像三女神(田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神)・宇迦之御魂神・宇賀弁財天
住所
〒740-0017 山口県岩国市今津町6−4−2
地図
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物語・由来

平成24年12月26日に厳島神社(宮島)から勧請して創建された神社。非常に新しい神社。昭和30年にこの地域にのみ生息する白蛇を保存することを目的としたグループ「白蛇保存会」が神社の創建に強く関わった(らしい)。

祀っている神はまず、宗像三女神。これは厳島神社から勧請されたから当然(宗像の女神は厳島神社の神様です)。次が宇迦之御魂神(ウカノミタマウカノミタマは稲荷大社などに祀られる日本の代表的な「穀物神」。日本のみならず、蛇は穀物と強く関わりがあります。古代の社会では穀物を備蓄していても、これをネズミに食べられることが非常に多かったわけです。古代ではネズミとの戦いが日常でした。病気は運ぶし、食料は食べるし、ネズミ算で数が増えて、被害が増えていく。このネズミを食べるのが蛇で。蛇が一匹いるだけで、ネズミは周囲に近づきません。蛇の皮だけでもネズミは近づきません。おそらく蛇の匂いだけでもダメなんでしょう。だから古代ではどこの国でも蛇は特別視されました。蛇の皮を持っているとお金持ちになるってのはココから来ています。蛇とウカノミタマを結びつけたのはそういう意味です。
次が宇賀弁財天。宇賀弁財天は宇賀神という体が蛇で顔が人間の神様です。この宇賀神を頭に載せた弁財天が「宇賀弁財天」です。弁財天は七福神の1柱の女神で、本来は芸事の神様なんですが、宇賀弁財天は穀物神という性質があります。この宇賀弁財天が、岩国白蛇神社に祀られているのは、宇賀神が蛇の体を持つことが理由だと思います。
ちなみに宇賀神は正体不明の神ですが、ウカノミタマから派生した神ではないか?とも言われます。
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白蛇が見られる!

白蛇資料館(一般財団法人白蛇保存会)と屋外飼育施設(岩国市教育委員会)があり、心ばかりの入場料(100円)で、生きた天然記念物の白蛇を見ることが可能です。剥製じゃないですよ。白蛇というよりは、オフホワイトというか、黄ばんだ感じがしたのですが、ちょっと見られない生物です。近くに行かれたら、どうぞ。
お守り
日本では蛇の抜け殻を持っているとお金持ちになると言われていて、この神社の敷地では「白蛇の抜け殻」を売っています。蛇だけでもご利益があるというのに、白です。日本書紀では白い動物が吉兆のしるしとして特別視されていますから、白蛇の抜け殻はかなりのご利益があるに違いないです(しかも650円とかあんまり高くない)。
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近くに

近くに宇津神社(岩国市)があります。
宇津神社(岩国市)には駐車場がないので、歩いてどうぞ。
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