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サホビメの覚悟
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket原文
ここにその后、予てその情を知りたまひて、悉にその髪を剃り、髪以ちてその頭を覆ひ、また玉の緒を腐して三重(ミヘ)に手に纒(マ)かし、また酒以ちて御衣を腐し、全き衣の如服しき。かく設け備へて、その御子を抱きて城の外にさし出したまひき。
現代文訳
サホビメは垂仁天皇の想いを知っていて、髪を全て剃ってしまい、その髪で頭を覆い、カツラにして被り、首飾りの糸を腐らせて手に巻き、衣服を酒で腐らせて、それを普通の衣服と分からないように着込んで、準備して、赤ん坊を抱いて城の外へと出ました。
日本書紀の対応箇所
なし
なし
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解説
髪を剃り、その髪で頭を覆い、腐らせた服を着て、玉緒を腐らせて手に巻いて……ようは捕まらないように準備していたということ。サホビメは頭がいいです。
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垂仁天皇(古事記)の表紙へ
- Page6 垂仁天皇の夢
- Page7 サホビメの告白
- Page8 垂仁天皇の沙本毘古王討伐
- Page9 垂仁天皇のサホビメ奪還作戦
- Page10 サホビメの覚悟
- Page11 サホビメを取り逃がす 垂仁天皇は玉作りを恨む
- Page12 本牟智和気御子の養育方法
- Page13 サホビメの死
- Page14 ホムチワケ御子は言葉を発さなかった
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