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吉野の白梼上に横臼を作りて
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また吉野の白梼上(カシノフ)に横臼(ヨクス)を作りて、その横臼に大御酒を醸みて、その大御酒を献る時、口鼓を撃ち伎をなして、歌ひて曰はく、
白梼の生に 横臼(ヨクス)を作り 横臼に 醸みし大御酒
うまらに 聞こしもち飲せ まろが父
とうたひき。この歌は、国主等大贄を献る時々に、恒に今に至るまで詠ふ歌なり。
白梼の生に 横臼(ヨクス)を作り 横臼に 醸みし大御酒
うまらに 聞こしもち飲せ まろが父
とうたひき。この歌は、国主等大贄を献る時々に、恒に今に至るまで詠ふ歌なり。
現代文訳
吉野の白樫を材料に臼を作って、その臼で酒を造りました。
その酒を朝廷に献上する際、口鼓を撃って演じ、歌いました。
樫の樹で臼を作り、
臼で醸造した酒
おいしいぞ
飲んでくださいな
親父さん
この歌は国梄たちが朝廷に食物を献上するときは、現在でも常に歌う歌です。
その酒を朝廷に献上する際、口鼓を撃って演じ、歌いました。
樫の樹で臼を作り、
臼で醸造した酒
おいしいぞ
飲んでくださいな
親父さん
この歌は国梄たちが朝廷に食物を献上するときは、現在でも常に歌う歌です。
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解説
吉野の白梼上
「樫」の樹の生えるとこと、という意味。具体的には奈良県吉野町樫尾といわれています。
横臼
高さの低い臼のこと。
口鼓を撃つ
口で鼓のように鳴らすこと。ボンチおさむちゃんのように舌を鳴らすのか、清水アキラのように口を叩いて鳴らすのか不明。
酒というと米を糖に分解するために「唾液」を使ったのではないか?とされます。つまり米を噛んで分解した。そこで口鼓を撃つ、というのは何か関係がある、かもね。ないような気もするがw。
「樫」の樹の生えるとこと、という意味。具体的には奈良県吉野町樫尾といわれています。
横臼
高さの低い臼のこと。
口鼓を撃つ
口で鼓のように鳴らすこと。ボンチおさむちゃんのように舌を鳴らすのか、清水アキラのように口を叩いて鳴らすのか不明。
酒というと米を糖に分解するために「唾液」を使ったのではないか?とされます。つまり米を噛んで分解した。そこで口鼓を撃つ、というのは何か関係がある、かもね。ないような気もするがw。
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