第四段一書(六)(七)(八)(九)島の成り立ち

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第四段一書(六)(七)(八)(九)島の成り立ち

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原文

第四段一書(六)
一書曰、二神合爲夫婦、先以淡路洲・淡洲爲胞、生大日本豊秋津洲。次伊豫洲。次筑紫洲。次雙生億岐洲與佐度洲。次越洲。次大洲。次子洲。
第四段一書(七)
一書曰、先生淡路洲。次大日本豊秋津洲。次伊豫二名洲。次億岐洲。次佐度洲。次筑紫洲。次壹岐洲。次對馬洲。
第四段一書(八)
一書曰、以磤馭慮嶋爲胞、生淡路洲。次大日本豊秋津洲。次伊豫二名洲。次筑紫洲。次吉備子洲。次雙生億岐洲與佐度洲。次越洲。
第四段一書(九)
一書曰、以淡路洲爲胞、生大日本豊秋津洲。次淡洲。次伊豫二名洲。次億岐三子洲。次佐度洲。次筑紫洲。次吉備子洲。次大洲。
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現代文訳

第四段一書(六)
ある書によると…
イザナギイザナミは夫婦となり、まず淡路洲・淡洲がエナ(=胎盤)として生まれました。
次に大日本豊秋津洲。
次に伊予洲。
次に筑紫洲。
次に億岐洲と佐度洲。
次に越洲。
次に大洲。
次に子洲が生まれました。

第四段一書(七)
ある書によると…
先に淡路洲。
次に大日本豊秋津洲。
次に伊予二名洲。
次に億岐洲
次に佐度洲。
次に筑紫洲。
次に壱岐洲。
次に対馬洲。

第四段一書(八)
ある書によると…
オノコロ島をエナ(胎盤)として生まれ、淡路洲が生まれました。
次に大日本豊秋津洲。
次に伊予二名洲。
次に筑紫洲。
次に吉備子洲。
次に億岐洲と佐度洲。
次に越洲。

第四段一書(九)
淡路洲がエナ(胎盤)として生まれ、大日本豊秋津洲が生まれました。
次に淡洲。
次に伊予二名洲。
次に億岐三子洲。
次に筑紫洲。
次に吉備子洲。
次に大洲。
古事記の対応箇所
国産み
細かい島を産む
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解説

どうやら淡路島のことを相当に嫌っている様子。しかし名前が最初に出るということは神話の中で非常に重要な位置にあったということであり、古代に何かしら重要な役割を担っていたのではないか?と思われます。

イザナギイザナミ夫婦はそもそも淡路島近海の海洋民族の神だったと推察されます。古代において瀬戸内海はかなり重要な土地だったハズです。淡路島も同様です。

個人的コラム

縄文初期には瀬戸内海は無かった
縄文時代の最初(一万年前まで)は氷河期で、瀬戸内海はありませんでした。徐々に海面が上がってきて、現在の瀬戸内海となりました。
https://www.env.go.jp/water/heisa/heisa_net/setouchiNet/seto/setonaikai/1-1.html

日本と言う国の成り立ちの物語で「島が出来る順番」が挙げられていますが、もしかすると瀬戸内海に海水がはいってきて「海」となる過程で、それまで「山」だったものが島となっていたものが「淡路島」「淡島」だったのではないか? とも考えられます。まぁトンデモ説であることは重々承知です。
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