朝鮮の人類起源神話

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朝鮮の人類起源神話

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物語・由来

民間伝承
大昔に洪水がありました。
兄妹の二人だけが生き残りました。
仕方なく二人は結婚する事にしたのですが、兄と妹では結婚出来ません。
そこで天神に意思を問うことにしました。
二人はそれぞれが峰に登りました。
その峰から兄は雄の臼を、妹は雌の臼を転がしました。
小麦などをひく「臼」は二段になっていて、二つの石臼を挟んで押しつぶし粉にする構造になっています。この二段の臼の下は凸型で雄臼(オウス)、上の臼が凹型で雌臼(メウス)と呼ばれます

この二つの臼が谷でぴったりと合わさりました。
また峰で松の葉っぱを燃やした所、煙が絡み合って登りました。
それで兄妹は結婚し、子供をつくり、人類の祖先となりました。

高麗史…済州島の「三姓穴神話」
人間がまだ居なかった頃のことです。
穴から三神人が湧き出て来ました。
長男を良乙那。
次男を高乙那。
三男を夫乙那といいました。
三神人は狩猟をして生活していました。

ある日のことです。
済州島の東の浜に「箱」が漂着しました。
その箱を開けてみると「三人の女」「五穀」「家畜」が入っていました。
三神人は三人の女と結婚し、初めて五穀の種子を蒔き育て、家畜を飼いました。
●これは梁(良)氏、高氏、夫氏という三氏族の始祖神話であり、東の国…つまり日本から「五穀」や「家畜」が伝わったという意味を持っています。
●高麗史は高麗の歴史を記した史書で、高麗時代の文書を元にして作られたとされますが、成立は高麗の次の王朝の李氏朝鮮の15世紀。
●本来は新しい書なので参考程度ですが、李氏朝鮮は儒教の国で儒教は起源にこだわる性質があります。そこでこの「日本から文化が来た」という都合の悪い記述が李氏朝鮮の時代に書かれたということは実際にこういった神話があったと考えた方がいいでしょう。
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