海幸彦は釣り針を、山幸彦は弓矢を交換した

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海幸彦は釣り針を、山幸彦は弓矢を交換した

まとめ
●古事記では海幸彦の釣り針と交換した山幸彦の「幸(道具)」には記述がない。
日本書紀の本文も同様。
●ただし、日本書紀の一書には山幸彦が交換した幸(道具)は「弓」「弓矢」とある。
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古事記と日本書紀の記述

古事記には海幸彦は「釣り針」を交換したとありますが、「何と交換したか?」は書いてありません。
日本書紀の本文にもやはり「釣り針」を交換したとあるものの「何と交換した」とは書いてないです。
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日本書紀の一書の引用

ただ日本書紀の一書には
第十段一書(一)−1わたしは幸鉤が欲しいのだ
あるとき兄弟は、お互いの「幸」を交換しようと思いました。それで兄は弟の幸弓(サチユミ)を持って山に入って獣(シシ)を探しました。ところが、探しまわっても獣(シシ)が通った痕跡も見つけられませんでした。

その後、兄は弟に弓矢を返して、自分の釣り針を求めました。弟は困りました。そこで腰に差していた横刀で釣り針を作り、箕(=ミ=ザルのようなもの)に山盛りにして兄に渡しました。しかし兄は受け取らず言いました。

第十段一書(三)−1天候が悪いと幸を得られないから
兄は弟の弓矢を持って、山に入って獣(シシ)を狩りました。弟は釣鉤(チ=釣り針)を持って、海に入って魚を釣りました。どちらも、獲物を得ることができず、空手(ムナデ=何も持たずに)帰りました。兄は弟に弓矢を還して、「釣鉤(チ=釣り針)を還せ」と求めました。弟は鉤(チ=釣り針)を海中(ウミナカ)に失くしてしまい、探す事も出来ないでいました。そこで新しい鉤(チ=釣り針)を沢山作って兄に渡しました。ところが兄は怒ってこれを受け取らず、元の鉤(チ=釣り針)を還せと責めました。

山幸彦が交換したのは弓矢

とあるように、山幸彦が交換したのはどうも「弓矢」であると分かります。古事記や日本初期の本文で弓矢について書いてないのは、単に書かれなかっただけなのか、「弓矢」の価値が低いのか…よく分かりませんが、山幸彦の「幸(道具)」よりも、海幸彦の「幸(道具)の釣り針」の方が物語として「大事なアイテム」という認識があったのでしょうね。明らかに物語のキーアイテムですからね。
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