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応神天皇(十四)倭漢直の祖先が帰って来た
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廿年秋九月、倭漢直祖阿知使主・其子都加使主、並率己之黨類十七縣而來歸焉
現代語訳
20年秋9月。倭漢直(ヤマトノアヤノアタイ)の祖先の阿知使主(アチノオミ)・その子供の都加使主(ツカノオミ)が彼らの党類(トモガラ)17県を率いて、帰化しました。
解説
帰って来た
倭漢直(ヤマトノアヤノアタイ)の祖先の阿知使主(アチノオミ)・その子供の都加使主(ツカノオミ)は「帰化人」ということで元々は「外国人」というニュアンスとなります。まぁ、中国人ということです。大体、阿知使主(アチノオミ)・都加使主(ツカノオミ)の名前はどー考えても中国名ではありません。
天日槍は定説では「新羅由来の神、もしくは人物」なのですが、三国史記の新羅本記には四代目王の昔脱解とその部下の瓢公は「倭人」とあるように、新羅の中枢には倭人が食い込んでいて、それが日本に「帰って来て」天日槍となったのかもしれないと思っています。天日槍は朝鮮人ではなく血統で言えば「倭人」だったのではないか? と。
そう考えると「帰って来る」という言い方も納得できます。しかし「帰る」というのが「帰化しに来る」という意味という可能性もあります。おもしろそうなので、この辺りは一旦、表にしてまとめてみたいです。
倭漢直(ヤマトノアヤノアタイ)の祖先の阿知使主(アチノオミ)・その子供の都加使主(ツカノオミ)は「帰化人」ということで元々は「外国人」というニュアンスとなります。まぁ、中国人ということです。大体、阿知使主(アチノオミ)・都加使主(ツカノオミ)の名前はどー考えても中国名ではありません。
天日槍は定説では「新羅由来の神、もしくは人物」なのですが、三国史記の新羅本記には四代目王の昔脱解とその部下の瓢公は「倭人」とあるように、新羅の中枢には倭人が食い込んでいて、それが日本に「帰って来て」天日槍となったのかもしれないと思っています。天日槍は朝鮮人ではなく血統で言えば「倭人」だったのではないか? と。
そう考えると「帰って来る」という言い方も納得できます。しかし「帰る」というのが「帰化しに来る」という意味という可能性もあります。おもしろそうなので、この辺りは一旦、表にしてまとめてみたいです。
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- Page10 応神天皇(十)弓月君は人夫を加羅国に残して来た
- Page11 応神天皇(十一)阿直伎と王仁
- Page12 応神天皇(十二)襲津彦と弓月の民の帰国
- Page13 応神天皇(十三)橿の生に 横臼を作り
- Page14 応神天皇(十四)倭漢直の祖先が帰って来た
- Page15 応神天皇(十五)兄媛は父母を思い嘆く
- Page16 応神天皇(十六)兄媛の兄の御友別の子孫と兄弟を吉備国に封じる
- Page17 応神天皇(十七)木羅斤資を天朝が呼び寄せる
- Page18 応神天皇(十八)高麗の王は日本国に教える、でブチ切れる
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