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神産巣日御祖命
漢字・読み | カミムスビノミオヤ命 |
概要
古事記に登場する神産巣日神の別名。訳本によると神産巣日御祖命は「神産巣日の母親」と訳されることが多い。これは古文書では御祖(ミオヤ)というのが大抵「母親」という意味で使われるから。ですが、神産巣日は天地開闢の神なので「母」がいるわけがなく、ここは「全ての命の母」という意味で、神産巣日神の「尊称」と考えたほうが自然だと思われます。
まとめ
●神産巣日神のこと。
●神産巣日御祖命の御祖は「母親」という意味であり、訳本によっては「神産巣日の母親」という訳され方をするが、おそらく御祖は尊称で、「全ての命の母である神産巣日ママ」という意味だと思われます。
●神産巣日と神産巣日御祖の書き分けの理由は不明。
●神産巣日神のこと。
●神産巣日御祖命の御祖は「母親」という意味であり、訳本によっては「神産巣日の母親」という訳され方をするが、おそらく御祖は尊称で、「全ての命の母である神産巣日ママ」という意味だと思われます。
●神産巣日と神産巣日御祖の書き分けの理由は不明。
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物語・由来
書き分けはなぜか?
個人の解釈ですが、神産巣日という神はそもそもは「太陽神」だったのでしょう。太陽が照り、その日光を浴びて植物が実る。太陽神だったが、徐々に「命を結ぶ」創生の神という性質を持つようになった。それが創生(命を作る)から創世(天地開闢)へと転換し、造化三神になった。その過程の中で「神産巣日」と「神産巣日御祖」という書き分けが出来たのではないかと。つまり、同じ神産巣日の物語であっても、もしやすると系統が違うのではないかと思います。系統というか地域や、信仰していた氏族が違う、ということです。
個人の解釈ですが、神産巣日という神はそもそもは「太陽神」だったのでしょう。太陽が照り、その日光を浴びて植物が実る。太陽神だったが、徐々に「命を結ぶ」創生の神という性質を持つようになった。それが創生(命を作る)から創世(天地開闢)へと転換し、造化三神になった。その過程の中で「神産巣日」と「神産巣日御祖」という書き分けが出来たのではないかと。つまり、同じ神産巣日の物語であっても、もしやすると系統が違うのではないかと思います。系統というか地域や、信仰していた氏族が違う、ということです。
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引用
五穀が生まれる
殺された神から生まれたものがありました。
頭からは蚕が
二つの目からは稲が
二つの耳からは栗が
鼻からは小豆が
陰部から麦が
お尻から大豆が産まれました。
神産巣日御祖命(カミムスビミオヤノカミ)はこれらを取り、種としました。
殺された神から生まれたものがありました。
頭からは蚕が
二つの目からは稲が
二つの耳からは栗が
鼻からは小豆が
陰部から麦が
お尻から大豆が産まれました。
神産巣日御祖命(カミムスビミオヤノカミ)はこれらを取り、種としました。
アシハラシコオと兄弟となって
オオクニヌシが神産巣日御祖命(カミムスビ神)に小名毘古那神(スクナヒコナ)のことを報告すると、
「これは正に、わたしの子だ。
子供の中で、私の指の間から漏れこぼれた子だ。
お前は葦原色許男命(アシハラシコオノミコト)と兄弟となって
その国を作り固めなさい」
と言いました。
オオクニヌシが神産巣日御祖命(カミムスビ神)に小名毘古那神(スクナヒコナ)のことを報告すると、
「これは正に、わたしの子だ。
子供の中で、私の指の間から漏れこぼれた子だ。
お前は葦原色許男命(アシハラシコオノミコト)と兄弟となって
その国を作り固めなさい」
と言いました。
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