スポンサードリンク
敏達天皇(二十)船300有ります。筑紫に請願しようと思う
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket原文
又奏言「百濟人謀言、有船三百、欲請筑紫。若其實請、宜陽賜予。然則百濟、欲新造国必先以女人・小子載船而至。国家望於此時、壹伎・對馬多置伏兵、候至而殺。莫翻被詐、毎於要害之所堅築壘塞矣。」
現代語訳
また、日羅は申し上げて言いました。
「百済人は謀議して
『船300有ります。筑紫に請願しようと思う』
と言う。もし、実際にそう請願してきたら、ウワベだけでも許し与えてください。そうしたら百済は新たに国を作ろうと思えば、必ず、まず女人(メノコ)・小子(ワラワ)を船に乗せて来るでしょう。国家(ミカド)はこの時になったら、壱岐・対馬に多くの伏兵を置いて、到着を待って殺してください。返って欺かれてください。常に要害を、堅く塁塞(ソコ=城塞)を築いてください。
「百済人は謀議して
『船300有ります。筑紫に請願しようと思う』
と言う。もし、実際にそう請願してきたら、ウワベだけでも許し与えてください。そうしたら百済は新たに国を作ろうと思えば、必ず、まず女人(メノコ)・小子(ワラワ)を船に乗せて来るでしょう。国家(ミカド)はこの時になったら、壱岐・対馬に多くの伏兵を置いて、到着を待って殺してください。返って欺かれてください。常に要害を、堅く塁塞(ソコ=城塞)を築いてください。
スポンサードリンク
解説
船300有ります。筑紫に請願しようと思う
この文章はよく分からない。一般的には
「船が300槽ある。筑紫に移民をお願いしようと思う」というもので、百済から朝鮮人を日本に移民させたいと思っているわけです。
日本に移民するということが、どういう意味があるか。
日本はおそらく連合共和国だった。地方には多くの国々があって、それぞれに文化があった。だから異民族を受け入れることに関して、現在よりは緩やかな感覚があった。
ただ、百済としては「領土を拡大する」目的があったのではないか?と言われます。
この文章はよく分からない。一般的には
「船が300槽ある。筑紫に移民をお願いしようと思う」というもので、百済から朝鮮人を日本に移民させたいと思っているわけです。
日本に移民するということが、どういう意味があるか。
日本はおそらく連合共和国だった。地方には多くの国々があって、それぞれに文化があった。だから異民族を受け入れることに関して、現在よりは緩やかな感覚があった。
ただ、百済としては「領土を拡大する」目的があったのではないか?と言われます。
スポンサードリンク
SNSボタン
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocketページ一覧
敏達天皇(日本書紀)の表紙へ
- Page16 敏達天皇(十六)火葦北国造阿利斯登の子の日羅を呼び寄せる
- Page17 敏達天皇(十七)お前の根を、わたしの根の内に入れよ
- Page18 敏達天皇(十八)日羅の進退と出自
- Page19 敏達天皇(十九)阿倍目臣と物部贄子連と大伴糠手子連に政治について答える日羅
- Page20 敏達天皇(二十)船300有ります。筑紫に請願しようと思う
- Page21 敏達天皇(二十一)德爾と余奴たちによる日羅暗殺・身体の光
- Page22 敏達天皇(二十二)妻子は石川百済村へ、水手は石川大伴村へ
- Page23 敏達天皇(二十三)葦北の眷属は德爾たちを殺して弥売嶋に投げ捨てる
- Page24 敏達天皇(二十四)鹿深臣の弥勒の石像と佐伯連の仏像
スポンサードリンク