船300有ります。筑紫に請願しようと思う

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敏達天皇(二十)船300有ります。筑紫に請願しようと思う

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原文

又奏言「百濟人謀言、有船三百、欲請筑紫。若其實請、宜陽賜予。然則百濟、欲新造国必先以女人・小子載船而至。国家望於此時、壹伎・對馬多置伏兵、候至而殺。莫翻被詐、毎於要害之所堅築壘塞矣。」

現代語訳

また、日羅は申し上げて言いました。
「百済人は謀議して
『船300有ります。筑紫に請願しようと思う』
と言う。もし、実際にそう請願してきたら、ウワベだけでも許し与えてください。そうしたら百済は新たに国を作ろうと思えば、必ず、まず女人(メノコ)・小子(ワラワ)を船に乗せて来るでしょう。国家(ミカド)はこの時になったら、壱岐・対馬に多くの伏兵を置いて、到着を待って殺してください。返って欺かれてください。常に要害を、堅く塁塞(ソコ=城塞)を築いてください。
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解説

船300有ります。筑紫に請願しようと思う
この文章はよく分からない。一般的には
「船が300槽ある。筑紫に移民をお願いしようと思う」というもので、百済から朝鮮人を日本に移民させたいと思っているわけです。

日本に移民するということが、どういう意味があるか。

日本はおそらく連合共和国だった。地方には多くの国々があって、それぞれに文化があった。だから異民族を受け入れることに関して、現在よりは緩やかな感覚があった。

ただ、百済としては「領土を拡大する」目的があったのではないか?と言われます。
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