鳥取神(トトリ神)

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トトリ神

漢字・読み鳥取神
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概要

まとめ
オオクニヌシの妻。
●八島牟遅能神(ヤシマムジノ神)の娘。
●鳥鳴海神(トリナルミ神)の母。
●古事記にしか登場しない。
●白鳥を捕らえる鳥取部という部民がいるので、それと関係があると思われる。

物語・由来

鳥取神(トトリ神)はオオクニヌシの妻。八島牟遅能神(ヤシマムジノ神)の娘。鳥鳴海神(トリナルミ神)を産みました。

多分、鳥取県の元ネタ。古代では鳥取部という部民がいて、鳥取部は水鳥を捉える職業とされます。ちなみに捕らえた鳥を育てるのは鳥飼部です。

鳥というのは「白鳥」のことです。白鳥は真っ白で、死者の霊であり、同時に「穀物神」でもありました。日本人はどこかから穀物神がやってきて、それが田畑に宿って、穀物が育つと思っていました。だから白鳥を捕らえることは大事です。何せ白鳥が来ないということは、白鳥がいないということで、穀物が育たないということになります。穀物が育たないってことは、死活問題です。だから白鳥を捕らえることと、育てる部民は、農業依存の日本にとって大事な人たちで、神聖視されたのでしょう。それが鳥取神と思われます。

ちなみにヤマトタケルは死後に白鳥になっています。
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引用

事代主神の登場
大国主神(オオクニヌシ神)が八島牟遅能神(ヤシマムジノ神)の娘の鳥取神(トトリ神)を娶って生んだ子は鳥鳴海神(トリナルミ神)です。
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