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阿蘇の鬼八退治
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阿蘇にも鬼八退治の伝承があります。
ただし、高千穂のそれとはちょっと違います。
ただし、高千穂のそれとはちょっと違います。
まとめ
●阿蘇の伝承では神武天皇の孫の健磐龍命の部下が鬼八。
●健磐龍命は矢を射て、その矢を取りに行き渡すのが鬼八の役目だった。
●ある日、面倒になって投げたら、矢が健磐龍命の足を貫いて怒りを買う。
●結局、健磐龍命に鬼八は殺される。
●鬼八は簡単に死ななかった。
●バラバラに埋めることで蘇ることはなくなるが、鎮魂しないと霜が降りる。その鬼八の鎮魂のための霜宮神社がある。
●阿蘇の伝承では神武天皇の孫の健磐龍命の部下が鬼八。
●健磐龍命は矢を射て、その矢を取りに行き渡すのが鬼八の役目だった。
●ある日、面倒になって投げたら、矢が健磐龍命の足を貫いて怒りを買う。
●結局、健磐龍命に鬼八は殺される。
●鬼八は簡単に死ななかった。
●バラバラに埋めることで蘇ることはなくなるが、鎮魂しないと霜が降りる。その鬼八の鎮魂のための霜宮神社がある。
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阿蘇の阿蘇大明神と鬼八
阿蘇には阿蘇大明神(アソダイミョウジン)とか阿蘇津彦(アソツヒコ)と呼ばれる神様がいました。その神様は別名を健磐龍命(タケイワタツ)と言って、神武天皇の子の神八井耳命(カムヤイミミノミコト)の子…つまり神武天皇の孫だと言います。この健磐龍命は阿蘇山の山頂に腰掛けて、矢を射る練習をしていて、石を的にしていました。その的にした石があるのが石的(イシマト)…現在の阿蘇市の石的という地名の由来となっています。
で、健磐龍命は石的に矢を射っていたんですが、その矢を取りに行って健磐龍命に持って行くという仕事をしていた者がいました。それが鬼八(キハチ)です。石的に取りに行って、帰って健磐龍命に渡して……を何度も何度も繰り返していると面倒になって、鬼八は100本目の矢を足の指でつかんで、ポイって投げたんです。するとその矢が運の悪いことに健磐龍命の足を貫いてしまいました。
で、健磐龍命は石的に矢を射っていたんですが、その矢を取りに行って健磐龍命に持って行くという仕事をしていた者がいました。それが鬼八(キハチ)です。石的に取りに行って、帰って健磐龍命に渡して……を何度も何度も繰り返していると面倒になって、鬼八は100本目の矢を足の指でつかんで、ポイって投げたんです。するとその矢が運の悪いことに健磐龍命の足を貫いてしまいました。
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鬼八の死
怒った健磐龍命は鬼八を追いかけました。
必死になって鬼八は逃げました。
阿蘇の山の中をあちこち逃げ回って、ついには阿蘇の山の外に逃げて、そこで一休みして8回オナラをしました。八回の屁で「ヤベ」…それが現在の矢部という地名の由来になりました。
鬼八は逃げ回ったのですが、ついには捕まり、健磐龍命に斬り殺されてしまいます。しかし、切ってもすぐにくっついて復活してしまいます。そこで健磐龍命は鬼八をバラバラにして別々の所に埋めてしまいました。それでもう生き返ることはなくなりました。
必死になって鬼八は逃げました。
阿蘇の山の中をあちこち逃げ回って、ついには阿蘇の山の外に逃げて、そこで一休みして8回オナラをしました。八回の屁で「ヤベ」…それが現在の矢部という地名の由来になりました。
鬼八は逃げ回ったのですが、ついには捕まり、健磐龍命に斬り殺されてしまいます。しかし、切ってもすぐにくっついて復活してしまいます。そこで健磐龍命は鬼八をバラバラにして別々の所に埋めてしまいました。それでもう生き返ることはなくなりました。
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鬼八と遅霜
しかし、バラバラになっても、鬼八の霊力は死んでおらず、時折、鬼八の怨念が阿蘇に遅霜を降らしました。九州に遅い霜が降りるってのは滅多なことではありません。遅い霜が降りると、春から夏にかけて育てる植物は一発で枯れてしまいます。これでは集落は全滅します。そこで鬼八の怨念を鎮めるために健磐龍命は役犬原(ヤクインバル)に霜宮神社を立てて、鎮魂しました。
霜宮神社には幼い少女が59日間も火を焚いてお祈りする神事が残っています。
霜宮神社の鬼八の伝承は、またちょっと違う。それはまた別のページに書こうと思います。
霜宮神社には幼い少女が59日間も火を焚いてお祈りする神事が残っています。
霜宮神社の鬼八の伝承は、またちょっと違う。それはまた別のページに書こうと思います。
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