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日本神話では島は生まれた…作った島はオノゴロ島だけ
投稿日時:2017-07-01 10:07:06TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket
日本神話では島は生まれた…作った島はオノゴロ島だけ
一神教の世界観と日本の世界観の違い
キリスト教などの一神教では、世界は神によって作られました。神はこの世界を作ることができるくらいに能力があり、絶対的な存在です。そして一神教では神はただ一人だけ。絶対的な能力を持った唯一の存在です。その完全無欠の能力者がこの世界を作ったのですね。
日本神話では世界は「生まれた」
日本では天地開闢後に生まれた神々によって、島々が「生まれ」ました。出産して生まれたのです。島だけでなく、山や川や火や太陽や月や風も、「生まれ」ました。世界は作られたのではありません。作られたのではなくて「生まれ」ました。これはかなり大きな違いです。
日本神話では世界は「生まれた」
日本では天地開闢後に生まれた神々によって、島々が「生まれ」ました。出産して生まれたのです。島だけでなく、山や川や火や太陽や月や風も、「生まれ」ました。世界は作られたのではありません。作られたのではなくて「生まれ」ました。これはかなり大きな違いです。
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日本人にとって世界は全て神
世界は生まれた。
ってことは、世界の全ての要素は「神」です。
日本人にとって世界は神だらけ。
世界とはイコール神。
山も川も火も太陽も月も風も神様です。
日本人は神様に囲まれて生きているのですね。
となれば、日本人にとって、山も川も火も太陽も月も風も「無機質な物質」ではありえない。
神である以上、一見すると無機質であっても魂があり意思があり知性があり、人間にはない特別な力があります。山はただの山ではなくて、神であり意思がある。だから山だからってバカにできない。そんなことをすれば、祟られるかもしれない。
それどころか、人間も神です。
神の子孫であり、死後には神になるものです。
現在の国際的な常識である一神教とは全然、世界観が違う。
ってことは、世界の全ての要素は「神」です。
日本人にとって世界は神だらけ。
世界とはイコール神。
山も川も火も太陽も月も風も神様です。
日本人は神様に囲まれて生きているのですね。
となれば、日本人にとって、山も川も火も太陽も月も風も「無機質な物質」ではありえない。
神である以上、一見すると無機質であっても魂があり意思があり知性があり、人間にはない特別な力があります。山はただの山ではなくて、神であり意思がある。だから山だからってバカにできない。そんなことをすれば、祟られるかもしれない。
それどころか、人間も神です。
神の子孫であり、死後には神になるものです。
現在の国際的な常識である一神教とは全然、世界観が違う。
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オノゴロ島だけが作られた
日本の島々は「生まれた」のですが、最初の淤能碁呂島(オノゴロ島)だけはイザナギとイザナミによって作られたものです。オノゴロ島はイザナギとイザナミが子作りするために作った島です。オノゴロ島だけが「作られた」島です。唯一、生まれていない。オノゴロ島は明らかに特別な存在なのです。島々や世界の要素を「産む」ってことは、日本人にとって「出産」は世界を作る特別なものであり、出産するためには結婚しなくちゃいけない。その結婚するための島は「世界の始まりの場所」です。オノゴロ島がなければ日本は存在しない。オノゴロ島がいかに神話の上で特殊なのか、が分かります。
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