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イクタマヨリビメとその両親の会話
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ここに父母、その妊身みし事を恠(アヤ)しみて、その女に問ひて曰はく、「汝は自ら妊みぬ。夫无(ナ)きに何の由にか妊身める」といへば、答へて曰はく、「麗美しき壮夫ありて、その姓名も知らぬが、夕毎に到来りて住める間に、自然懐妊みぬ」といひき。
現代文訳
イクタマヨリビメの両親は、妊娠した娘のことを疑問に思い、問い詰めました。
「お前は妊娠しているじゃないか。
夫も居ないのに、どうして妊娠したのか?」
と言うと、少女は答えました。
「ハンサムな男性が来たのです。
名前も知らない男性が、毎晩、やって来て、一緒に住んでいるうちに、妊娠しました」
「お前は妊娠しているじゃないか。
夫も居ないのに、どうして妊娠したのか?」
と言うと、少女は答えました。
「ハンサムな男性が来たのです。
名前も知らない男性が、毎晩、やって来て、一緒に住んでいるうちに、妊娠しました」
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解説
古代でも、『ただしイケメンに限る』
イクタマヨリビメの元に夜這いに来るオオモノヌシ。姓名が分からない男性というのは、単に名前が分からないだけでなく、出自が分からないということで、何処の馬の骨とも分からないわけです。やばい人かもしれません。でも、受け入れちゃうのは、「イケメン」だからです。イケメンって得なんですねぇ。
イクタマヨリビメの元に夜這いに来るオオモノヌシ。姓名が分からない男性というのは、単に名前が分からないだけでなく、出自が分からないということで、何処の馬の骨とも分からないわけです。やばい人かもしれません。でも、受け入れちゃうのは、「イケメン」だからです。イケメンって得なんですねぇ。
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