韓国がなかなか変革出来ない理由

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韓国がなかなか変革出来ない理由

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概要

まとめ
●儒教では上下関係を重んじるため社会構造が変わりづらい。
●そもそも儒教を取り入れ李理由というのが支配体制を安定させるため。
●無論、安定すれば社会は平和ではある。
●そのため膠着しやすい。
●日本の場合は儒教が明治維新の原動力となった。

儒教の国

韓国は儒教の国です。
儒教は徳治主義です。
徳治主義というのはただしいひと、立派な人・徳のある人・正しい人が上に立つと上手くいくというものです。しかし、「正しい」というのはとても曖昧です。日本では、立派な人とは、周囲から認められている人です。おそらく、日本以外の国でも、そうだと思います。しかし儒教の国ではそうは行きません。
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地位が高い人は正しい

正しいという価値観が非常に曖昧なので、正しい人が上に立つのではなく、上に立った人は無条件に正しいとなります。つまり、地位の高い人は無条件に偉く、無条件に正しいのです。コネで高い地位についたとしても、バカにされません。
他の国では、二代目三代目はバカにされるものです。バカにされても実力で取り返さなくてはいけないので、二代目三代目は決して楽ではありません。まぁ、それでも二代目、三代目は有利なものですが…それでも下流にも一発逆転のチャンスはあります。しかし、儒教の国では親が偉いと子供も偉いとされます。逆にダメな人間は子々孫々までダメです。なので社会が固定化されて、身動きが出来なくなります。
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安定か、膠着か

儒教は社会を安定させるか
それとも、こう着させるか

そもそも儒教が韓国で広がったのは、李氏朝鮮が社会を安定させるためでした。上流階級は上流のまま、下流は下流のまま。そうして変わらないようにする意図がありました。
●日本では江戸時代に徳川家康によって朱子学(儒教の一派)が輸入されましたが、武士階級の間でしか広まりませんでした。
●しかし明治から戦争に掛けて、国家神道という儒教(朱子学)の影響を受けた価値観が広がりました。日本にも儒教の影響はあり、社会がこう着する性質があります。


儒教はもともと「子曰く」の孔子が立てたもので、別にそういう意図は無かったのでしょうが、封建社会を維持するためには非常に便利だったので利用されるようになった側面があります。少なくとも李氏朝鮮ではそうでした。

儒教というものが、いい意味で「安定」、悪い意味で「現状維持」を引き起こしているわけです。
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変わらない社会構造

強いものはより強く
強いものは権力と結びつき、ルールすら曲げられるのが当たり前という社会です。現在でも、サムソンが韓国政府から補助を受け、税金を減免されるのは、そういう考えが背景にあります。

しかし、そんなことがまかり通ると社会が変わりづらい。強いものはより強く成り、弱い者は這いあがれない。
唯一這い上がる方法が官僚になるか、サムソンなどの財閥に就職すること。

これでは社会は変わらない。

金持ちが代々国の高官を務め、下流は努力しても下流のままです。
そういうわけで、社会がなかなか変革出来ません。
儒教そのものにそういう性質があります。
あまりおおっぴらには言われませんが、儒教国で戦争時に植民地にされた土地が戦後に発展しています。例えば、香港、台湾などです。これにもちろん韓国も入ります。おそらく中国は文化大革命で過去の儒教のしがらみをある程度払拭したのでしょう。
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