天岩戸の神事は梅雨を払うためのもの

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天岩戸の神事は梅雨を払うためのもの

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概要

まとめ
●日本の夏は蒸し暑い
●日本の夏は食中毒が起きやすい
●特に梅雨が長引くと、湿度が高い状況が続き、食中毒が起きやすくなる。
●長雨を終わらせる神事が「天岩戸」の神事
●雨雲に隠れた太陽を、祭りをして誘い出し、長雨を終わらせようとした。
アマテラスが岩戸に隠れた原因は、スサノオなので、スサノオが疫病の神となったのではないか?
スサノオの機嫌を取ることで、梅雨の長雨の発生を予防しようとしたのが「京都の祇園祭」ではないか?

古代の日本人は梅雨を恐れました

梅雨と日本人
梅雨が無いと水不足になるのですが、
長引いても困ります。
日本人はピンと来ませんが「日本は雨が多い」国です。
しかも、夏の湿度が高い。
気温が高い夏場に雨が多いということは、
植物の生育には良いのですが、
別の問題を発生させます。

湿度が高いとモノが腐ります。
食中毒が起きやすいのです。


疫病も発生しやすいでしょうが、
食中毒の方がキツかったのでしょう。

この感覚が「ケガレ」へと繋がって行きます。
まぁ、それはともかく。

その中でも梅雨を恐れました。
梅雨が長期化すると、日照不足から、稲の生育不良を起こすこともあります。日照不足で弱った稲は抵抗力を失って、病害虫にやられやすく成ります。

そういう理由で
梅雨の長雨は古代の日本人には恐怖でした。
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気温の低下が梅雨の長期化を

気温の低下が梅雨の長期化を引き起こしたのでは?
縄文時代から弥生時代にかけて
日本は気温の上下を繰り返しています。
その中で気温が下がると飢餓、
上昇すると豊かになり、
気温の上昇と朝鮮半島への進出しています。

日本は地形上、
大陸の空気と太平洋の空気がぶつかり合う場所で、
気温の上下に関わらず、
梅雨があったはずです。
気温が下がると太平洋高気圧の力が弱まり、
大陸の寒気をなかなか押し返せず、
梅雨が長くなってしまったのでは無いか?
と思います。
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天岩戸神事は梅雨を祓う神事

梅雨を終わらせる
梅雨が長引くと、
日本人はこの梅雨がサッサと晴れるようにと
神事を行いました。

この神事が天岩戸です。
太陽が隠れたので、
それを引っ張り出すために祭りをします。
大きな榊に鏡と布と勾玉をぶら下げて、
祝詞をあげて、踊ります。

雲の向こうに引きこもっている太陽を
「こっちの方が楽しいよ」
「出ておいでよ」
と誘い出そうとします。

太陽が出て来て、梅雨が開ければ、
食中毒も減るでしょう。
稲の生育も良くなるはずです。
この神事はとても重要なものでした。
天皇の大きな役割をだったはずです。
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スサノオは疫病の神へ

スサノオが疫病の神へ
梅雨の長期化によって、
湿度が高い状態が続き、食中毒が発生します。
人が死にます。

それはアマテラス天岩戸…つまり雨雲に隠れてしまったからなのですが、その原因とは何かというと「スサノオの悪行」です。スサノオがおとなしくしてさえすれば、アマテラスは天岩戸に隠れることはなく、梅雨は長期化しなかったのです。

天岩戸の神事はアマテラスを天岩戸から誘い出すのですが、それはあくまで対症療法。痛いから痛みどめを打つ、鼻水が出るから鼻炎薬を飲む、みたいなことです。それよりも前もって、スサノオに「妙なことをしないでください」とお願いした方が良いわけです。原因から解決したい。予防です。

それが京都の祇園祭になったのではないか?と思っています。
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