なぜ中国人は行列に並ばず、日本人は行列に並ぶのか

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なぜ中国人は行列に並ばず、日本人は行列に並ぶのか

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概要

まとめ
●中国は儒教国で、日本とは文化が違う。
●中国は徳治主義で法治国家では無いので、ルールや条約や法律を守らなくていい。
●日本人は集団に依存するために、ルールを破るのを嫌う。ルールを破ればそれは罪。そして恥だと思っている。
●キリスト教圏では、知性・理性が魂の証明で、知性・理性的では無いということはケダモノと一緒。ルール・マナーを守らない人は恥ずかしい。
●中国には日本やキリスト教圏のような「抑圧するもの」が無い。
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中国人と行列

よく中国人は行列に並ばないと言います。行列だけじゃなくて、信号も守らないし、ルールを守らないんですがね。それで行列を無視して、割り込む中国人がいて、割り込まれた方の中国人はどうなるかというと、引く人は引くんだけど、そうじゃない場合は、怒鳴り合い、取っ組み合いの喧嘩になるのも日常です。それでもルールを守らないのは何故なんでしょうか。
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日本人とルール

日本人はルールを守ります。日本人は仮に震災があって、インフラが破壊されても、暴動になりませんし、治安は維持されます。もちろんそれなりの犯罪(窃盗など)はあるんですが、他の国では考えられないほどの理性的な秩序がそういう特殊な時でも保たれます。何故かというと日本人はルールを大事にするからです。では何故ルールを大事にするのかというと、日本人が「和」の民族だからです。
和と日本人
日本人は和という集団に属し、集団に依存します。その集団に属するための条件の一つが「ルールを守ること」なんです。ここで大事なのは「法律」ではないってことです。明文化されていなくても、その集団には暗黙のルールがあります。行列に並ぶことも然りです。別に法律に行列に並びましょうってありませんよね。行列は法律じゃなくて社会のルールです。破っても別に罰を受けるわけじゃないんですよ。でも守る。日本人にはそういう明文化していないルールがあります。
また、困った時は助け合います。普段、話をしないような近所の人であっても、地震や洪水やそういう時は問答無用で助け合います。それは別に話し合ってそう決めたんじゃなくて、「そういうもの」なんです。困ってる人に追い打ちをかけるような、窃盗や暴動なんてやっちゃいけない。誰もそう言わなくても、そうなんです。
だから、震災があっても暴動にならないし、震災時の給水所も行列する。

そういうルールを守らない人は罪人です。
その根本にあるものが「スサノオ高天原での悪行」です。
ルールを守らないと罪であり、「恥」です。
ルールを守らないのは「ダメ」という強い感覚が日本人にはあるんです。

中国の場合

一方、中国は儒教国です。
となると中国では道徳が大事です。
道徳が大事ならば、行列に並ぶという道徳はないのか?となりますよね。無いわけじゃ無いんですが、根本的なものの考え方が日本人と中国人では違います。

日本人は行列に並ばない人はルールを破る「罪人」だと言いました。でも、中国ではそういう感覚がそもそもありません。ルールを破ったから罪人とか恥ずかしいという感覚がありません。マナーという概念は無いんですね。これは別に中国人が劣っているとかオカシイということじゃなくて、そういう伝統的な考え方なだけです。

キリスト教圏の場合

キリスト教圏の場合は、ルールやマナーを守るというのは知性的で理性的で、それこそが「魂」であり、理性的であることが人間の証明で、理性的ではないってことは「けだもの」と一緒です。そんなのは人間じゃないんですね。だから行列に並ばない人は恥ずかしい人です。

日本人とはルールを守る「ロジック」が違うんですが、理性的ではない人は「人として恥ずかしい」ってのはキリスト教圏でも、基本的には同じです。
個人的にはこう思う
中国は徳治主義で法治国家ではありませんから、ルールや条約や法律を守るという感覚が薄いというのもあるんですね。だから行列に並ばないということをなんとも思わない。ですが、私は、日本の「和の縛り」、キリスト教圏の「知性・理性が人間の証明」という感覚が中国には無いってだけなんだと思います。抑止するものが無いんだから、抑えきれないでしょう。行列に並ばなくても、社会から後ろ指さされることが無いんですからね。そりゃ並びませんよ。
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