稲飯命

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稲飯命

漢字・読みイナイノミコト
別名稻飯命・稲氷命
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概要

稲飯命(イナイノミコト・イナイイノミコト)はウガヤフキアエズトヨタマヒメの間に生まれた第二子。古事記によると、その後、母の海へと帰って行ったとあります。

名前から推測するに稲の神格化。皇統では稲に関わる名前が普通で、稲と関わりのない父親の「ウガヤフキアエズ」の方が皇統の中では異質。

稲飯命は姓氏録の右京皇別「新良貴(シラキ)条」に「新羅の国主になった」「新羅の国王の祖と合わさった」「ただし日本書紀にはこのことが書かれていない」と書かれている。

姓氏録の成立は815年の成立で記紀から100年ほど経過している。よって古事記の記述の「稲飯命は海へ帰った」という記述から創作した可能性もある。

ただし、新羅の4代王の昔脱解(ソクタレ)や部下の瓢公は「倭人」と朝鮮の歴史書の三国史記に書かれていることを考えると、上記の記述が丸きりデタラメとも限らない。
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物語・由来

ウガヤフキアエズの子供達
アマツヒコヒコナギサタケウガヤフキアエズ命は、その叔母のタマヨリヒメを娶って、
産んだ皇子の名前は五瀬命(イツセミコト)、
次に稲氷命(イナヒノミコト)、
次に御毛沼命(ミケヌノミコト)、
次に若御毛沼命(ワカミケヌノミコト)…

第十一段本文彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の系譜
彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)はその叔母(母の豊玉姫の妹)の玉依姫(タマヨリヒメ)を妃として、彦五瀬命(ヒコイツセノミコト)を産みました。
次に稻飯命(イナイイノミコト)を産みました。
次に三毛入野命(ミケイリノノミコト)を産みました。
次に神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレヒコノミコト)を産みました。
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