麦種を1000斛・6群の土地を取り戻す

MENU
TOP>欽明天皇(日本書紀)>欽明天皇(四十九)麦種を1000斛・6群の土地を取り戻す
スポンサードリンク

欽明天皇(四十九)麦種を1000斛・6群の土地を取り戻す

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

原文

十二年春三月、以麥種一千斛賜百濟王。是歲、百濟聖明王、親率衆及二国兵二国、謂新羅・任那也往伐高麗、獲漢城之地。又、進軍討平壤、凡六郡之地遂復故地。

現代語訳

即位12年春3月に麦種(ムギタネ)を1000斛(サカ)を百済の王に与えました。
この年、百済の聖明王(セイメイオウ)は自ら、衆(タミ=民)と二つの国の兵…
二つの国とは新羅と任那をいいます。

を率いて行って高麗を征伐して漢城の土地を得ました。また軍を進めて、平壌(ヘイジャウ)を征伐しました。6群の土地を取り戻しました。
スポンサードリンク

解説

麦種を1000斛
斛(サカ)は「石」と同じです。10升が1斗、10斗が1斛にあたります。当時の1升は現在の4合。ということは1斛は400合。分かりやすく言うと、1斛というのは、1人の人間が1年間生きるために消費する穀物のこと。

ということはこの1000斛は1000人が一年間生きるための穀物であり、かなりすごい量だというのが分かります。当時の日本にはこれだけの食料支援をする国力があったということです。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

スポンサードリンク

管理人リンク

編集