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ヤソマガツヒ
漢字・読み | 八十禍津日神・八十枉津日神 |
概要
物語・由来
八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)はイザナギが穢れた黄泉の国から帰ってきて、衣服を脱ぎ、海に飛び込んだ時に生まれた神。穢れ、そのものから生まれたと古事記にはハッキリと書いてあります。
日本では恐ろしいものを祀り、その機嫌をとって厄災を避けます。だから災厄そのものとも言える「穢れ」を神格化し、祀るというのも立派な神事なわけです。これは本来は祟り神である菅原道真を祀っているうちに学問の神様となっていったのと同じで、恐ろしい強いものは、ともかく祀り、そうしているうちに、守ってくれる神となっていくわけです。
だから八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)は邪神というわけではなく、穢れを司り、守ってくれる神様ってことです。
日本では恐ろしいものを祀り、その機嫌をとって厄災を避けます。だから災厄そのものとも言える「穢れ」を神格化し、祀るというのも立派な神事なわけです。これは本来は祟り神である菅原道真を祀っているうちに学問の神様となっていったのと同じで、恐ろしい強いものは、ともかく祀り、そうしているうちに、守ってくれる神となっていくわけです。
だから八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)は邪神というわけではなく、穢れを司り、守ってくれる神様ってことです。
●ところで、ヤソマガツヒの「ヒ」に「日」が当てられているのを見るとそもそもは太陽神だったんじゃないかと推測。
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引用
穢れから産まれた神
第五段一書(六)-4 海の神々
「上の瀬(水面に近い方)は流れが速い。
下の瀬(水底の方)は流れが遅い」
そう言って、中段にもぐって禊をしました。
すると八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)が成りました。
次に大禍津日神(オオマガツヒノカミ)が成りました。
下の瀬(水底の方)は流れが遅い」
そう言って、中段にもぐって禊をしました。
すると八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)が成りました。
次に大禍津日神(オオマガツヒノカミ)が成りました。
第五段一書(六)-4 海の神々
すぐに筑紫の日が当たる小戸橘(オトタチバナ)の檍原(アハギハラ)で禊(ミソギ)をしました。
穢れを祓おうと、声をあげました。
「上の瀬は流れが速いが、
下の瀬は流れがゆるやかだなぁ
中の瀬で洗おう!」
そこで生まれた神は八十枉津日神(ヤソマガツヒ=災厄の神)です。
穢れを祓おうと、声をあげました。
「上の瀬は流れが速いが、
下の瀬は流れがゆるやかだなぁ
中の瀬で洗おう!」
そこで生まれた神は八十枉津日神(ヤソマガツヒ=災厄の神)です。
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