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カムナオビノカミ
漢字・読み | 神直毘神 |
別名 | 神直日神 |
概要
物語・由来
神直毘神(カムナオビノカミ)はイザナギが黄泉の国から帰ってきて、禊(ミソギ)をして生まれた神の1柱。この神直毘神(カムナオビノカミ)が生まれる前に「ヤソマガツヒ」「オオマガツヒ」という「穢れ」そのものを神格化した神が生まれていて、その穢れを修正するために生まれたのがこの「神直毘神(カムナオビノカミ)」などの神とされます。
日本書紀では穢れを治す神として「神直日神(カムナオシヒ)・大直日神(オオナオシヒ)」の2柱ですが、古事記では「神直毘神(カムナオビノカミ)・大直毘神(オオナオビノカミ)・伊豆能売神(イヅノメノカミ)」と3柱が挙げられていて、禊で生まれた神なので、もしかするとこの3柱は海や水関係の神なのかもしれません。
しかし、日本書紀では「日」という字が当てられているから、そもそもは太陽神っぽい。それに古事記の3柱のうち神直毘神と大直毘神は名前が近いですが、伊豆能売神は同系統とも言えそうにない。ただ、伊豆能売神は女神のようなので、名前が多少違っても問題はないのかもしれない。
このカムナオビはこの前に生まれた
「八十禍津日神 vs 神直毘神」
「大禍津日神 vs 大直毘神」
という対になっていると考えた方が自然かな。
個人的な推理
穢れを司る神と穢れを治す神で、「八十禍津日神 vs 神直毘神」「大禍津日神 vs 大直毘神」という構図があった。対になっていたわけです。日本の神様は対になっていることが多いですからね。そこに、住吉神や綿津見神といった「3柱で1セット」の海の神の感覚が入って来た。それで引きづられて古事記だけは伊豆能売神(イヅノメノカミ)を足して3柱で1セットになったんじゃないかと。
日本書紀では穢れを治す神として「神直日神(カムナオシヒ)・大直日神(オオナオシヒ)」の2柱ですが、古事記では「神直毘神(カムナオビノカミ)・大直毘神(オオナオビノカミ)・伊豆能売神(イヅノメノカミ)」と3柱が挙げられていて、禊で生まれた神なので、もしかするとこの3柱は海や水関係の神なのかもしれません。
しかし、日本書紀では「日」という字が当てられているから、そもそもは太陽神っぽい。それに古事記の3柱のうち神直毘神と大直毘神は名前が近いですが、伊豆能売神は同系統とも言えそうにない。ただ、伊豆能売神は女神のようなので、名前が多少違っても問題はないのかもしれない。
このカムナオビはこの前に生まれた
「八十禍津日神 vs 神直毘神」
「大禍津日神 vs 大直毘神」
という対になっていると考えた方が自然かな。
個人的な推理
穢れを司る神と穢れを治す神で、「八十禍津日神 vs 神直毘神」「大禍津日神 vs 大直毘神」という構図があった。対になっていたわけです。日本の神様は対になっていることが多いですからね。そこに、住吉神や綿津見神といった「3柱で1セット」の海の神の感覚が入って来た。それで引きづられて古事記だけは伊豆能売神(イヅノメノカミ)を足して3柱で1セットになったんじゃないかと。
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引用
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