沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)

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アオヌウマヌオシヒメ

漢字・読み沼馬沼押比売
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概要

まとめ
●古事記にしか登場しない。
●女神。
●大国主の子孫である美呂浪神(ミロナミ神)の妻。
●子供が布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)。
●正体不明

物語・由来

青沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)は、大国主の子孫である美呂浪神(ミロナミ神)の妻。布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)の母親です。青沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)の親が敷山主神(シキヤマヌシ神)。

ミロナミ神の正体はよく分かりませんが、妻の親が敷山主神(シキヤマヌシ神)で山の神で、その娘が青沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)で「沼」の神。その子供が布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)で鳥の名前を持つ神ということは、まぁ、山の鳥に稲霊が宿って、それが里に下りて、畑に宿って、穀物を実らせるという世界観があったのだと思います。

これは稲霊であるニニギが、大山祇神(オオヤマヅミ)という山の神の娘の「木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」を娶って、「穂」に関わる兄弟を生むという古事記・日本書紀のストーリーと、細かい部分が違っていても大まかにはほぼ同じと言っていいんじゃないかと。

おそらく出雲には地域によって神話の詳細が違うが、大まかには同じような神話があったのでしょう。その神話を並べたのが、出雲17世なのでしょう。では、これら17世が「適当に並べたダケ」かというと、そういうことではなく、その順番には、権力を握った氏族の歴史が反映されているハズです。
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引用

鳥鳴海神以下の系譜
この美呂浪神(ミロナミ神)が敷山主神(シキヤマヌシ神)の娘の青沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)を娶った生んだ子が布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)です。
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