落ちて隠り入りし間に火は焼け過ぎき

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落ちて隠り入りし間に火は焼け過ぎき

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原文

如此言へる故に、其処を蹈みしかば、落ちて隠り入りし間に火は焼け過ぎき。爾に其の鼠、其の鳴鏑を咋ひ持ちて、出で来て奉りき。其の矢の羽は、其の鼠の子等皆喫ひつ。

現代語訳

オオナムチはその場を踏みしめました。
すると、地面下が空洞になっていて
踏みしめた地面が割れて
落下してしまいました。
そのまま隠れている間に野火は焼きつくして消えてしまいました。
そのネズミが、鏑矢(カブラヤ)を咥えて出て来て、オオナムチに渡しました。
矢の羽はそのネズミの子供が食いちぎっていました。
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解説

前頁でネズミが言った「ホラホラ、スブスブ」というのは、中は広がっているのに、外は狭まっているという意味で、地面下が空洞になっているという意味です。ただ踏みしめて地面が割れて……という訳は誇張があるかもしれませんよ。
ネズミが矢の羽を食いちぎった理由は?
なにかあるのでしょうか??
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