倭者師木登美豊朝倉曙立王(ヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ)

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倭者師木登美豊朝倉曙立王

投稿日時:2017-07-03 09:47:49
漢字・読みヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ
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倭者師木登美豊朝倉曙立王(ヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ)

倭者師木登美豊朝倉曙立王(ヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ)は古事記に登場する人物名。
曙立王の別名。
日本書紀には見られない。
物語
垂仁天皇の子供の品牟都和気命は言葉を発することが出来ませんでした。その原因が出雲の神の祟りであると分かります。出雲の神が垂仁天皇の夢に出て「天皇の宮と同じくらいに綺麗な宮を建てろ」と神託します。それで出雲に品牟都和気命は出雲に行くことになるのですが、そこに曙立王が同行することになります。

曙立王は「この大神(=オオクニヌシ)を拝むことで、本当に祟りを払う効果があるのならば、この鷺巣池の樹の鷺よ! 誓約 落ちろ!」と誓約をして鷺を落下させ、その後、生き返らせます。
この霊力を讃えて名前を贈られます。その名前が「倭者師木登美豊朝倉曙立王(ヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ)」です。長い。「ヤマト・シキ・トミ」は全て地名です。朝倉って地名もあるんですよね。となると「豊」も地名かもしれない。もしくは「朝倉」を修飾する言葉かな。曙立王はかなり霊力の強い、広範囲の地域に影響力のある人物だったんじゃないかなと。
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古事記からの引用

アケタツ王とウナカミ王
垂仁天皇はアケタツ王に命じて
「この大神(=オオクニヌシ)を拝むことで、本当に祟りを払う効果があるのならば、この鷺巣池の樹の鷺よ! 誓約 落ちろ!」
と言わせました。
すると、誓約をした鷺が地面に落ちて死んでしまった。
「誓約 生きろ!!」
と唱えると鷺は生き返りました。
今度は甘樫の丘の葉の広い樫の樹を誓約の力で枯らし、また生き返らせました。
それで、アケタツ王は倭者師木登美豊朝倉曙立王(ヤマトハシキトミトヨアサクラノアケタツノミコ)と呼ばれるようになりました。
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