嬢子の床の辺

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嬢子の床の辺

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原文

ここに御歌うたひたまはく、

嬢子(オトメ)の 床の辺に 我が置きし 剣の大刀 その大刀はや

歌ひ意へて即ち崩(カムアガ)りましき。ここに駅使(ハユマヅカヒ)を貢上りき。

現代文訳

ヤマトタケルは歌いました。

少女の床に置いてきた、剣の太刀!
あぁ、太刀よ!!

歌い終わって、死んでしまいました。
ここで早馬を走らせて、大和に報告しました。

解説

ヤマトタケルは死んだ
ヤマトタケルは死んだ、のではなく天に上って神になったので、古事記では「崩(=カムアガル【神+上がる】)」となり、現代語に訳するときも「おかくれになる」という表現になります。
分かりやすくするために「死」という言葉にしましたが、あまりいい表現ではありません。あしからず。
剣の太刀
剣の太刀という表現はおかしい。どちらも刀剣を表している。日本では剣というと「両刃」で、片刃を「刀(カタナ)」と呼びます。剣の太刀は「両刃」という意味でしょう。つまりクサナギの剣は「両刃」です。エクスカリバーみたいな感じです。

個人的コラム

誰かが見ていた?
ヤマトタケルが死に、その報告の早馬を走らせたのは一体誰よ?? 息吹山には一人で上ったんじゃないのかもしれないか。
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